2020年10月27日 12:30
「針千本飲ます!」おばあちゃんの脅しにフリーズ!ASD兄妹が「もうダメ」となったとき…
と思ったので、「よし…おばあちゃんから逃げよう!」と言って、いっちゃんを車に乗せて逃げてしまいました。国道をひたすら北上し、50キロ程離れたファミレスへ。
そして、「ここまで来ればもう追ってこないよ。」とご飯を食べさせました。(丁度夕食前にごたごたしたので食べてなかったのです)「ここまで来れば針を飲まされないよね…!」と、いっちゃんも落ち着きを取り戻し、ようやく目に光が戻ってきました。
それからしばらくの間、おばあちゃんの家に行く時は電話で「針ない?本当にない?」と、確かめていましたので、よっぽどショックだったのでしょう。
大事なのは状況の整理!何が起こっているのか一緒に考えること
目に見えるところに出てくる表現の形は違うのですが、二人とも、自分の予想ができない何かが起こり、自分がどうしたらいいかがわからなくなると、教えてくれない周囲の人に怒りを感じ、不安と恐怖が湧いてくるようです。家の中であまり感情の爆発が起こらないのは、私が1聞かれたら10返す性格なので、十分な回答が得られているからかもしれません。
Upload By 寺島ヒロ
ASDのある子どもは(大人も)、他人が感情的になったり、合理的な行動をとらないことがあるということを知ってはいても、心のどこかで納得してはいないのです。
だから、他人が悪意をもって、もしくはわざと騙したりからかうようなことをすると、ひどく混乱し、自分が認識している現実のどこまでが本当で、どこからが虚構かがわからなくなり不安と恐怖に襲われます。
なかなか生活の中では難しいのですが、他人との間で思いがけないことが起こったとき、何が起こったのか、それがどういう意味を持つのかを、一緒に考えてあげることが大事なのかなあと思います。※発達ナビに無料会員登録をするとこのほかのかんしゃくコラムも読むことができます
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