2020年11月24日 07:00
通報レベル!自閉症息子の癇癪に、気になるご近所の目。人見知り夫婦が徹底した「あること」とは
子どもが生まれて変わった意識。それは”挨拶”
育児をするということだけでも子どもに接する大変さがありますが、社会の中で生きていく限り「周囲の目」も気になるもの。ましてや障害児の育児ともなると、それが大きなストレスになったりします。
ほぺろうの癇癪がピークだったころ、どんなに対策しても効果がなかったこともあり「ご近所からどう見られているか」も私の頭を悩ませる要因の1つでした。
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子どもを授かる前、もともと社交的でないこともあって「ご近所付き合いは首を突っ込まないことが親切。無干渉がモットー」と思っていた私達夫婦。
だけど、ほぺろうが生まれた途端にその考え方はガラリと変わりました。
私達が意識したのは「人にきちんと挨拶すること」。
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苦労しているという事実は変わらないのに対応1つで誤解されるのは悲しいですし、親の印象が少しでも良くなれば、それがわが子を守ることに繋がると思ったのです。
「たまたま会ったら...」くらいではありましたが、普段の「おはようございます」「こんにちは」を、こちらの様子を伝えるツールとして相手に安心感を持ってもらうために欠かしませんでした。
通報されてもおかしくないレベル。それでも見守ってくれたご近所さん達
現住所に引っ越してきたとき、ほぺろうは3歳。自閉症の診断は出ていませんでしたが、すでに癇癪が激しい時期でした。
引っ越しのご挨拶のときにご近所さん一軒一軒に「息子の泣き声が激しめです。ご心配掛けることもあるかもしれません。気になることがあれば遠慮なく教えてください...」と伝えたことを覚えています。
「何も言われてないと、泣き声が聞こえたときに気になっちゃうよね。最初に伝えておけばご近所さんのストレスが少しでも減るかな...」と思ったのと、自分も早めにカミングアウトした方がラクになれるかもしれないという気がしたのです。
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寝ているとき以外は一日中泣き暴れていたほぺろう。事情を知らない人から見たら「騒音」や「虐待の疑い」で、それこそ「いつ通報されてもおかしくない」レベルでした。
ご近所に住む方々にご迷惑をかけていたのは間違いないです。(実際に最近「あの時は泣き声がすごかったもんね~」と言われました)
それでも「泣き声のことなんて気にしなくて大丈夫だよ!」