子育て情報『自閉症子育て歴20年。友人の孫自慢、企業就労話に嫉妬…いまだ「比べる病」から卒業できなくて』

2020年12月3日 07:00

自閉症子育て歴20年。友人の孫自慢、企業就労話に嫉妬…いまだ「比べる病」から卒業できなくて

立石さんが羨ましい…」
「グレーゾーンではなく、しっかりと知的障害のある自閉症だったら、どんなに良かったか」

私は心の中で「知的障害がなかったら、一人で買い物できるでしょう。親なき後のことを考えて、グループホームを探さなくてもいいでしょう」とつぶやき、胸が苦しくなります。

“比べる病に侵される”のは人間のサガなのかもしれません。

脳科学者の茂木健一郎さんの本でも「他者との比較で自分の立ち位置を確認する」と書かれていました。

周囲より自分が抜きん出ていれば幸せだけど、周囲も同じ生活レベルなら特別に自分が幸せだとは思わない。
このように、私達が常に他人との比較において幸福を感じるのだとしたら、幸せとは絶対的なものではなく相対的なものということになります。(中略)
友達がどんどん結婚していき子どもに恵まれる中、自分一人がずっと独身でいると焦燥感にかられることもありますね。

『幸福になる「脳の使い方」』茂木健一郎著(PHP新書)より

https://www.amazon.co.jp/dp/4569809456


たとえ就労できたとしても

障害者雇用実態調査をみると、民営事業所での雇用実態において、身体障害のある人は正社員の割合が5割を超えていますが、それ以外の障害の場合は正社員の割合は2~3割で、半年更新や3ヶ月更新の有期雇用の割合が多いようです。勤続年数も、知的障害の場合は7年程度ですが、発達障害や精神障害のある人は平均3年程度だとわかります。

実際に私の周りでも、職場で理解されず、なかにはいじめにあうなどして、就労移行支援事業所や福祉作業所に戻ってきている知人の子もいます。

そうなると「企業就労おめでとう」と喜んでいられるのは一時のことなのかもしれません。でも、こういう書き方をしてしまうこと自体が負け惜しみで、「“比べる病”を未だに卒業できていないな」と自分の小ささをシミジミ感じます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_05390.html
平成 30 年度障害者雇用実態調査結果 | 厚生労働省


青い鳥を探して

みなさんもご存じだと思いますが、「幸せの青い鳥」という童話があります。

“クリスマスの前の晩、貧しい木こりの息子チルチルと妹のミチルは、魔法使いのおばあさんにたのまれ、光の精や水の精などの妖精に導かれながら、夢の中の世界へ青い鳥をさがしに出かけます。

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