2020年12月3日 07:00
自閉症子育て歴20年。友人の孫自慢、企業就労話に嫉妬…いまだ「比べる病」から卒業できなくて
けれども、思い出の国へ行っても、幸福の国へ行っても、未来の国へ行っても青い鳥はみつかりません。やっと青い鳥をつかまえたと思うと、すぐ色がかわってしまったり、死んでしまったりします。
やがて、朝になり、ふたりは目をさましました。するとどうでしょう、青い鳥は、木こり小屋の鳥かごの中にいるではありませんか。ほんとうの青い鳥(しあわせ)は、すぐそばの、自分たちの生活のなかにあったのです”
私は長く独り身で、パートナーができてからも不妊症で治療していました。なかなか子どもを授からず、このままずっと自分だけのために生きるのかと思い、何とも言えない気持ちになっていました。
でも、身勝手なことですが、今は発達障害のある息子のことで毎日悩んでいます。子どもは自分の命であり、宝であり、生き甲斐ですが、同時に心を掻き乱す原因でもあります。でもそれが親になるということ、自分が選んだ道なのだと感じています。
仮に子どもが事故にあったり、縁起でもありませんがもしも誘拐されてしまったりしたら…と考えると、文句を言っていたことを反省するでしょう。
自分以外の誰かのために生きるのは大変なことですが、もしかしたら幸せなことなのかもしれません。それから、わが子であっても自分以外の人間のことを常に考えているというのは、人として修業していることなのかもしれないと思います。
目の前に居るわが子は、実は、青い鳥なのかもしれません。
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Upload By 立石美津子
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