子育て情報『「え、私の気持ち伝わっていないの?」驚いた幼少期。発達障害プログラマの私が今、実践しているコミュニケーション術とは』

2020年12月16日 11:00

「え、私の気持ち伝わっていないの?」驚いた幼少期。発達障害プログラマの私が今、実践しているコミュニケーション術とは


凸庵流自分の考えを言語化するポイント

「え、私の気持ち伝わっていないの?」驚いた幼少期。発達障害プログラマの私が今、実践しているコミュニケーション術とはの画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038023597

私はASDとADHDと診断されている30代の男性です。現在とある企業でプログラマとして仕事をしています。
職場では自分の考えを相手が理解できるよう伝えられることや、誰かの困りごとに対して具体的な解決方法を提示できることを高く評価してもらっています。

私が自分の考えを言語化するときに意識しているポイントは3つあります。
1. まず自分が何を感じてどう考えているのか気づくこと
2. 自分が感じていることや考えていることに気づけたら、それを自分が納得できるよう言葉にしてみる
3. 自分が納得できた言葉を、相手に伝わるような表現にして伝える

自分の考えを言語化するためには、相手に伝わる表現にすることも大事ですし難しいポイントにはなりますが、まずは自分が何を感じてどう考えているのか気づくところから始まると思っています。
言い方を変えると、自分の気持ちや考えに気づけないとそれを誰かに伝えることができないということです。

...なんて偉そうに書いている私ですが、子どものころは自分の考えを誰かに伝えることはまったくできていませんでしたし、その必要性すらよくわかっていませんでした。
それどころか「自分が何に対してどう感じていて、何を考えているのか」ということをあまりよく考えていませんでした。


みんな私の気持ちがわかってるから自分から誰かに伝える必要なんかないと本気で思っていた子どものころの私

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私が小学生になったころ、周りのひとたちや両親が、いつも自分がやってほしいと思っていたことをやってくれたり、助けてくれたりすることを、とても不思議に思っていました。
私が教科書を忘れてオロオロしていたら隣の席のひとが「教科書忘れたの?みせてあげるよ」と言ってくれたり、台所でうろうろしてたら母が「おなかがすいたの?」と聞いてくれたり。いま思えばASDの特性で、私が他者の気持ちを想像できなかったから不思議に思っただけだったのかもしれません。ですが当時の私は、何も言わずとも、やってほしいことや困っていることに周りの人たちが気づいてくれているということが本当に不思議で、一時期本気で「みんなには私の考えが読めるんだろうな」

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