子育て情報『発達障害の娘、「順番待ち」がかんしゃくスイッチ!幼稚園時代の3年間で学んだのは』

2020年12月10日 10:00

発達障害の娘、「順番待ち」がかんしゃくスイッチ!幼稚園時代の3年間で学んだのは

当時私は“療育”という言葉を知らなかったのでそこを「子育ての悩みを相談できる場所」「親子で楽しく体を動かせる場所」として利用していました。

幼稚園入園前の母子分離プログラムの時の様子を研究室の先生はこのように記しています。

“のりちゃんは友達におもちゃを貸して欲しいときに「じゅんばん!じゅんばん!」と言います。
これはお母さんがのりちゃんに「順番ね」という言葉を頻繁に使っているためと思われます。”

確かに娘は小さいころ「じゅんばん!じゅんばん!」とよく言っていました。
でもその言い方では相手に“物を貸してほしい”とか“順番を変わってほしい”という気持ちは伝わりません。

当時の私は娘に“順番を守ること”を教えるのに必死だったのでしょう。

しかし娘には“周りに自分の意思や気持ちを伝える方法”をもっと具体的に教えることが必要だったのです。


「こういう時は『貸して』とか『代わって』って言うんだよ」と。


3年の歳月をかけて

幼稚園在園中に通っていた月2回の親同伴のグループセッション時に、先生方とのやり取り(振り返り)で使用していた連絡帳にも『順番』にまつわる記録が残っています。

【連絡帳やり取り(抜粋)】

<年少の5月某日>
親より―サーキットの時の順番待ちの間、つねられたりTシャツを引っ張られたりして困りました。
先生より―待ち時間の過ごし方も工夫していけると良いですね。

<年少の6月某日>
親より―順番待ちがやはり問題。音楽に合わせて歌を歌ってごまかしてみましたが、Tシャツが引っ張られてノビノビになってしまいました。
A先生より―待つこと、見ることは少しずつ声掛けをしたり共感をしたりして慣れて行ってください。
B先生より―待つのにお母様がいろいろと苦労し、工夫されているのを感じました。
経験していきましょうね。

<年少の6月某日>
親より―久しぶりに大暴れでした。まさかここまで暴れるとは。泣くだけでなく「~しない!」「~いや!」と言えるだけ進歩でしょうか?途中で帰りたくなりました。でも本人は「帰らない!」と言っていました。疲れました。こんな日もあるんですね...。他のお子さんにも迷惑を掛けてしまいました。
次回からもこんなだったらどうしよう。

A先生より―タイミングと気分の問題だと思います。お母様はお疲れだったと思いますがこういう経験(気分を戻して乗り越える)

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.