子育て情報『1歳半健診で発達の遅れが気になったら?経過観察と言われたらどうする?発達障害の可能性も?相談できる専門機関や発達支援を紹介』

2021年3月5日 10:00

1歳半健診で発達の遅れが気になったら?経過観察と言われたらどうする?発達障害の可能性も?相談できる専門機関や発達支援を紹介

も診査するということです。1歳半は、心身の発達に大きな差が出てくる時期。発達がゆっくりであれば、早期に働きかけることが必要となってきます。1歳半健診で子どもの発達状況をしっかり把握しておくことは、とても重要です。

このコラムでは、おもに1歳半健診の発達に関する検査項目やその内容、検査の結果発達について指摘された場合どうすればいいのかを、詳しく紹介していきます。

1歳半健診のおおよその健診内容や持ち物、待ち時間過ごし方などについては、「1歳半健診、積み木や指差しどんなことを診ているの?診査内容や目的、持ち物の工夫など」で詳しく触れています。

1歳半健診では、具体的に下記の項目で子どもの様子を診ていきます。事前に保護者からの発育、発達に関するアンケートに担当医師が目を通し、それをもとに健診、問診を行います。


・身体発達状況
身長や体重、栄養状態や、背骨や胸、皮膚、口腔内に疾病がないか。また、手足がしっかり動き、歩行や運動および指先の協調運動ができているか、など。

・精神発達の状況
言葉の発達の遅れ(意味のある言葉を言えているか)、視線(しっかり見るか、追視できているか)、呼びかけへの反応など。

・予防接種やその他の疾病の状況
これまでの予防接種の実施状況、上記以外の疾病や異常がないか。

・その他育児上問題となる事項
生活習慣の自立、社会性の発達、しつけ、食事、事故など。

1歳半健診を含む乳幼児健診は、「命を守る子育て健康支援」の根幹であると考えられています。その子どもに今後どのような医療的配慮、あるいはどのような発達支援が必要かを考えていく大切な材料となります。

そして全国で標準化された健診が実施されれば、発育や発達の遅れを発見できるだけでなく、地域のすべての親子とつながることができ、児童虐待予防にもなります。
そしてその健診データを利用し、よりよい健診事業、支援事業を広げていくことができます。


発達に関する診査にはどんな項目がある?

1歳半健診を前に、「ことばに遅れがある」「なかなか歩かない」など、わが子に関する発達の不安を抱える保護者も少なくありません。1歳半健診では、発達を診る項目にはどんなものがあるのか、子どものなにを診ているのかを紹介します。
歯科検診、身体測定や身体診察の内容については、「1歳半健診、積み木や指差しどんなことを診ているの?診査内容や目的、持ち物の工夫など」

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