子育て情報『「うちの子が知的障害?」3歳息子の障害を受けとめて1年。ことばも少しずつ出始めて』

2020年12月29日 07:00

「うちの子が知的障害?」3歳息子の障害を受けとめて1年。ことばも少しずつ出始めて


発語がなかった息子3歳6ヶ月、少しずつ成長中

「うちの子が知的障害?」3歳息子の障害を受けとめて1年。ことばも少しずつ出始めての画像

Upload By かさはらあやこ

現在、3歳6ヶ月の息子は、先月から〝音の模倣〟をするようになりました。

おうむ返しではありますが、一生喋らないのではないかと思っていた息子の口から単語が出たり、歌ったりすることは信じられないようなことで、それがとても嬉しく、次は何を喋るのだろうとわくわくしている自分がいます。


まだ3歳。でも、ここまでの日々も長い道のりでした

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息子が2歳を過ぎたころ...

発達障害について特に勉強することもなく、息子が知的障害を伴う自閉症であることなど想像もしていなかった私は、自治体のガイドラインに沿って息子を療育に通わせていました。

1歳5ヶ月から個別や集団のデイサービスに通っていることで安心し、〝これから喋れるようになるし、発達障害って最近よく聞くけど、個性だし、少し生きにくいかもしれないけど、早めに療育をしているから大丈夫!そもそも発達障害じゃないかもしれないし!〟と思っていました。

当時は特性が急激に増え、何度注意しても同じことを繰り返すので厳しく叱るせいか、走り回る、ぐるぐる回る、などの〝常同行動〟やツバをわざと出すような行為が多く見られたり、顔をしかめるチックのような症状がありました。


急に始まった癇癪をイヤイヤ期がきたと勘違いし、躾をしなければいけないという焦りからいつもイライラしていました。

周囲から『療育手帳』の話を聞くようになっても、療育に通う際に必要な受給者証と同じようなものだろうと聞き流し...耳に入ってくる頻度が多くなってきたという理由で調べて、はじめて「ん?知的障害?ん?うちの子が?」となり、ようやく気づくことができました。

障害があると理解したことで、息子への接し方や、躾をしなければと焦っていた自分の気持ちに変化がありました。例えば、歩きながらごはんを食べたり、椅子に立って食べたりしても、感情的に叱ることはなくなりました。(危険があるときは未だに叱ります。)

それからは、常同行動や1日5回は起こしていたパニックも徐々に減り、ツバを出すような行為はなくなり、外出時には振り払われていた手も、3歳になるころには繋いで歩けるようになりました。


『スキンシップ』と『夜泣き』に大きな変化が

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3歳ごろには大きく成長を感じる点が二つありました。

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