2021年3月28日 07:00
兄弟でこんなに違うの!?それぞれの理解の仕方にあわせた、おうちルールの伝え方
むっくんも、親の不安や迷いも知ることで「なんか納得できないけど、仕方ないから守ってやるか。」なんて思ってくれているような気もしています。
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ルールの伝え方くーちゃん編
4歳のくーちゃんは、むっくんのような理解が難しいときがあります。また、むっくんは言葉の情報に強いので、言語や文章で十分に伝わるのですが、くーちゃんは視覚情報のほうが理解しやすい様子です。
そこで、くーちゃんに理解してもらうポイントとしては
①言語に頼らない
②ルールが一目でわかる
③おやつなど消費タイプのタスクは終わったことを理解しやすい工夫
といったことが必要になるのです。
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条件をクリアできる方法を考えてたどりついたものが、イラスト表示のチケットでした。イラストが描いてあればくーちゃんも内容を理解できます。また、チケットと権利を物々交換することで、本日分を使い終わったことが明確になります。
まずは「おやつ」「テレビ」「ゲーム」から試してみることにしました。
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また、くーちゃんがチケットを理解しやすいように一覧表示にしたところ、なぜかくーちゃんは慌てて全部使おうとしたことから、チケットが全部見えないように不透明の袋に入れておくように微調整。このように、様子を見ながら試行錯誤を繰り返して運用しやすい工夫もつくり込んでいきました。
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くーちゃんは特におやつへの執着が強く、以前は食べ終わると「もっと欲しい!」と泣くことも多かったのですが、
チケットとおやつの交換を1週間くらい続けると、「また明日食べようね」で納得できる日が増えていきました。
毎日同じやりとりを繰り返すことで、明日も同じようにおやつがもらえると見通しが立ちやすくなり、安心できるようになったのかもしれません。
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さらにチケット制のデメリット、「融通が効きにくくなる問題」の対策に、私自身にも子どもと同数のチケットを発行することにしました。テレビチケットを使い切っていて、今日はもう時間オーバーだけど、テレビに子守を頼みたい!そんなときは「特別にお母さんのチケット使っていいよ」という抜け道を使います。この対策のおかげで、母も子も疲れすぎずにチケット制を楽しめている気がします。