2021年4月9日 06:30
4歳まで無言、5歳で独り言、低学年時代の独演会…。ASD小6息子が他人の内面を尋ねるようになるまで
Upload By 丸山さとこ
”頭の中にある情報を何でもかんでも話すような話し方”が減ってきた一方で、”相手の内面に興味を持っている質問”は増えてきました。
「今学校で〇〇が流行っててるんだけど、お母さんはどのキャラが好き?」とコウの方から私に聞くこともあり、『何だか今、すごく雑談っぽい会話をしてるな~』と感じたりしています。
一方的に「僕の興味があるものの話」をするだけだったコウが「あなたは何が好き?」と聞くようになったということの変化の大きさに、10年の長さを感じるこのごろです。
ここで「あのころのコウのおしゃべりが懐かしいな~…」と振り返ることができたら成長ものがたりとしてはまとまりが良いのですが、実際のところは「○○って□□なんだって」系の知識の自動再生(?)や事実の羅列は、今でもばっちり続いています。
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それは多分友人としている会話の中でも同じなのだろうなと思います。けれど、”相手も好きなゲームの”知識や出来事を話すようになったところが以前とは違っています。
『相手が好きなものの話であれば、知識や事実の羅列であっても楽しく会話が続くこともある』
…と知ったことが、最近のコウが得た財産のひとつなのだろうと思います。
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”話し方を変えること”がひとつの解決方法であると同時に、”話す相手によってテーマを変えること”もまた解決方法であるということを、コウを通して改めて学んだ気がする私でした。
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