子育て情報『自閉症息子の「癇癪スイッチ」で毎日疲弊。道順こだわりでパニック…療育の先生からのアドバイス「見せながら予告」の効果は…?』

2021年8月27日 06:15

自閉症息子の「癇癪スイッチ」で毎日疲弊。道順こだわりでパニック…療育の先生からのアドバイス「見せながら予告」の効果は…?


自分の思う道順や場所でないと癇癪を起こすので気をつけていた日々

Pは散歩でも、車に乗っているときでも、自分の思う通りの道順で、必ずここへ寄ってこれをしないと…という強いこだわりがありました。こちらの都合で寄り道したり、もと来た道を引きかえしたりするのにも強い抵抗があります。
私はそのこだわりに付き合ったり、遠回りしてでもあえて違う道順にしたりしながら、なるべく癇癪が起きないように気をつけていました。

そんなPは、療育園の施設内での移動でも場所へのこだわりがあり、移動した先が自分の思う場所ではなかったときには混乱、癇癪を起こすこともありました。
療育園では同じ施設内に、自分のクラスの部屋、言語療法の部屋、作業療法の部屋、医務室や発達検査の為の部屋などがあり、そのときの目的に合わせて部屋の移動をします。
移動する前に言葉で「次は〇〇の部屋にいくよ」と予告していても、Pは今から何処へ行くのかをちゃんと理解しておらず、自分の行きたい場所を勝手に予測、期待してしまい、目的地が自分の思っていた場所ではなかったときにはパニックを起こしてしまうのです。

自閉症息子の「癇癪スイッチ」で毎日疲弊。道順こだわりでパニック…療育の先生からのアドバイス「見せながら予告」の効果は…?の画像

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困り果てた私は、先生に相談してみることに…

例えば本当は言語療法の部屋へ行かないといけないのに、そこへ向かっている途中で作業療法のときに使っているトランポリンやブランコが目に入ってしまうと、「作業療法の部屋のほうへ行きたい!」となってしまい、施設内の移動は毎回スムーズにいかず、困り果てていました。


その困りごとをクラスの先生、担当の療法士の先生に相談し、どうすればスムーズに移動ができるようになるのか?を一緒に考えていただきました。言葉で説明するだけでは理解するのが難しいのなら、写真や絵カードを使って視覚支援をしてみましょうということになりました。
そして、全員で連携して目的の場所へ行く前に必ずその場所の写真や、担当の先生の顔写真をPに見せながら移動する場所の説明をすることにしました。

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言葉だけではなく視覚支援をしながら予告をすることが有効

私も各部屋の写真、先生の写真を撮らせてもらって写真を印刷して携帯したり、手元に写真を持っていないときなどは、スマホで撮影した画像の画面を見せたりしながら視覚支援を続けました。
すると、最初は写真や絵カードに混乱していたPも、「次はこの写真の先生に会うのか」

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