子育て情報『感覚過敏な高校生のリアルな日常。「周囲と同じようにできない」悩みながら見つけた感覚回避の工夫』

2021年11月30日 06:15

感覚過敏な高校生のリアルな日常。「周囲と同じようにできない」悩みながら見つけた感覚回避の工夫

唯一、受け入れられた1足の靴下はもう穴が空いてきました。同じ商品にも関わらず、ロット違いのせいかのか、同じであると思えず、いまだに靴下は見つかっていないので、自分で作る道を選びました。ネットでは、海外の感覚過敏向けキッズ靴下を入手できますが、残念ながら私には合いませんでした。触覚は多様であり、自分が受け入れられるものは人によって違うことが難しいところなだと思います。

感覚過敏な高校生のリアルな日常。「周囲と同じようにできない」悩みながら見つけた感覚回避の工夫の画像

Upload By 加藤路瑛

靴下同様に、下着も新しいものがみつからずボロボロに破れています。肌着も自分で作ろうと挑戦中です。

衣服に関しては、

①自分に合う衣服を探しまくる
②着られる衣服があれば、販売中止の可能性を見越して多めに購入しておく
③自作する

という方法があるかと思います。


また、私は家ではできるだけ身軽でいたいので、1年中、タンクトップとパンツだけで過ごしています。けれど、冬はとても寒いです。夏もクーラーで体が冷えます。いつも「寒い」と言っています。親にも「寒いなら何か着なさい」と言われるのですが、寒いのと服が痛いのを天秤にかけると、寒くてもいいから身軽な服装でいたいと思ってしまいます。ですので、冬場の部屋はできるだけ暖かくしています。(暖房費がかかりますが…)

また、冬場の外出も、近所ならば裸足にサンダル、コートなしという状態で出かけます。いろいろと服を着るくらいなら寒い方がましなのです。
なので、少しでも温かくなるようにと貼るカイロをつけています。
感覚過敏な高校生のリアルな日常。「周囲と同じようにできない」悩みながら見つけた感覚回避の工夫の画像

Upload By 加藤路瑛

衣服に関しても、工夫といえる状態ではありませんが、「世の中に自分の着られる服や靴下がないなら自分で作る」という覚悟を持って、今、服作りに挑戦中です。

中学生のときは、制服が重くて痛くてつらかった記憶があります。ただ、その重さが自分を守ってくれている防護服のような感覚もあって、学校では夏でも冬用のブレザーを着て登校していました。家では身軽な服装なのに、外では真逆な行動をしていましたが、今思えば、学校生活は五感へのさまざまな刺激が多すぎて、無意識ですが自分を守るために服を着る選択をしたのだと思います。

このように書くと、「感覚過敏もメンタルの問題なのでは?」と思われるかもしれません。でも、努力すれば、服が着られるようになったり、マスクがつけられるようになる訳ではないことはお伝えしたいです。



まとめ

今回は、私の感覚過敏の対処法について書かせていただきました。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.