2022年4月14日 06:15
不登校中の小2発達障害息子、家庭学習中にウロウロゆらゆら…せわしなく動き回る理由を聞いてみると?
どうして私はじっとしていられるんだろう?効率重視だから?じっとしている方が心地良い?体重が重いから動きたくない気はするが?じっとしていることが私にとって本当に効率が良いのだろうか?心地良いことなんだろうか?私は自分のことなのに、思考停止していたことに気がつきました。
むっくんは答えてくれたのに、私は「分からない」としか答えられませんでした。じっと座ることは「いいこと」でウロウロすることは「わるいこと」という子どものころに植えつけられた価値観、学習はじっとしてするもんだっていう思い込み。それらに疑問を抱くことなく、私はぼーっと生きてきたのかもしれない!なんだかそれはもったいないような気もしてきました。
心地良いを探す
この会話の最中、あっ!と叫んでむっくんは「あるもの」を取りに行きました。それはバランスボール。むっくんのお気に入りで普段からよく使っています。おもむろに自分の椅子を避けて、バランスボールをセッティング。
イス代わりに腰かけてぼよんぼよんと楽しみます。
「これなら瞼以外も動かせるし、机で字も書ける!長く座っててもむずむずしない!すごくいい!!」
バランスボールがむっくんの学習お助け隊に入隊しました。
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目的を見失わないように
「じっとすること」は子どもがよく大人側からよく求められる姿だと思います。生きていく中でじっとすることが大切なシーンもたくさんあるでしょう。「じっとすること」が必要なシーンを想定し、無理のない範囲でじっとする練習をすることも大切だと思います。
だけど、日常の学習の目的はあくまでも学習です。目的達成のために学習を邪魔するほかの不快感を取り除き、自分が一番学習しやすい、つまり集中できて頭が使いやすい姿勢でいることのほうがこの場合大切でしょう。むっくんのゴソゴソウロウロは学習に集中するための彼なりの努力なのかもしれないなぁと考えて見守っています。
そして、私にも学びに適した自分にしっくりくる姿勢があるかもしれません。むっくんに負けないように私も自分の心地良いを探求していこうと思います。
執筆/ウチノコ
(監修:初川先生より)
今回もまた、むっくんの見事な言語化に驚きました。むずむずする、どうして瞼しか動かさなくて平気なの?この問いにどう答えたらよいのかは私も難しいなと思います。
さて、ウチノコさんが書かれているように、立ち歩きは(座って学習できるタイプの人からすると)