2022年5月15日 14:15
産後にSNSで出産報告!その後ダウン症だと分かり…「言いたくない!」「言わないのはわが子に失礼?」子どもの障害カミングアウト問題
立ちはだかる「カミングアウト問題」
ダウン症がある赤ちゃんの殆どは、その身体的な特徴(低緊張、合併症の併発など)から、産後すぐに障害がわかり、医師から告知を受けるということは以前のコラムで書きました。
赤ちゃんが生まれてすぐに告知されることが多いので、大多数のママやパパはかなり動揺されると思います。ですが、やがてそこから立ち上がり、少しずつ子どもの障害を受け入れ始めることができるママパパさんが殆どです。でもそこから、また新たな悩みが出てくることもあります。
今回のテーマの「カミングアウト問題」もその一つです。子どもの障害を、どうやって周りの人に伝えよう、と…。始めに書いたように、もちろん私もその問題で悩んだその一人です。いや、その代表と言っていいくらい(笑)悩みまくりました。
Upload By 星きのこ
そもそも私は自分が高齢出産ということもあって、妊娠したときから家族以外のほかの人に自分が妊娠したということを言うのは控えていました。何故なら私はその前年に一度流産を経験し、今回の妊娠も無事に継続でき、出産できるかわからないと思っていたからです。
しかし、妊娠中期のあるとき、妊娠していることが周囲にバレてしまいました。まだそれほどお腹が出ていなかったのに、勘の鋭い友人に、私が妊娠していることを言い当てられてしまったのです。
私は周囲に広めてほしくなかったので、このことは言わないで欲しいと友人にお願いしましたが、あっという間に噂は広まってしまい…(友人よ…汗)SNSにまでも、「妊娠おめでとう!」と祝福コメントがたくさん舞い込むことになってしまいました。
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そうやって自分の意志とは関係なく、妊娠が周囲にバレてしまった私。どうしたかと言うと、「出産頑張りまーす!」と笑顔で答えるしかありませんでした…。トホホ…。
そしてときは過ぎ、無事にきいちゃんを出産することができた私。出産した瞬間は、舌をベロベロ出しているきいちゃんに少し違和感を感じたものの、まさかダウン症があるとは思っておらず、無事に出産できた嬉しさの方が勝り完全に出産ハイになりました。そして、元気に赤ちゃんが生まれたことをみんなに報告せねば!と思い、SNSで伝えました。
そう、それがのちに私の心労を生むとは知らずに…。
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ところが産後1週間後、衝撃の事実がわかりました。