子育て情報『発達性協調運動症(発達性協調運動障害)の原因は?発達障害との関連はあるの?【専門家監修】ーーマンガで学ぶDCD』

2022年5月31日 14:15

発達性協調運動症(発達性協調運動障害)の原因は?発達障害との関連はあるの?【専門家監修】ーーマンガで学ぶDCD

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/shougaishakoyou/shisaku/jigyounushi/e-learning/hattatsu/characteristic.html
参考:発達障害の特性(代表例)|厚生労働省

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-03-005.html
参考:ASD(自閉スペクトラム症、アスペルガー症候群)について|厚生労働省 e-ヘルスネット


発達性協調運動症と知的発達症(知的障害)との関係

知的発達症(知的障害)のある子どもは知的能力のみならず、体力や運動能力においてもさまざまな課題を抱えている場合があります。
知的発達症のある子どもは、体力・運動能力が、年齢とともに向上しないケースもあります。これは、知的発達症によくみられる自閉傾向、あるいは身体動作の障害のために運動への拒否を示す子どもでは、成長期であるにもかかわらず、本来動かすべき運動や身体を働かす機会が少ないがゆえの身体能力の低下現象とも推察されています。

https://doi.org/10.9748/hcs.2014.78
参考:知的障害児の発育期における運動能力について|J-stage


診断基準ごとの違い

現在使われている精神疾患の診断基準は、アメリカ精神医学会の『DSM-5』(『精神障害のための診断と統計のマニュアル』5版テキスト改訂版)と世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)(※)による診断基準があります。

現在、最新の診断基準である『DSM-5』が主流になりつつありますが、医師や医療機関によってどちらの診断基準に準拠しているかは異なります。発達性協調運動症における診断基準の違いは、『ICD-10』と『DSM-5』で異なる点があります。『ICD-10』では発達性協調運動症は心理発達の障害に分類されるため、精神遅滞と知能指数が重要になります。

現在DSM-5、ICD-10では診断名は「発達性協調障害」となっていますが、ICD-11では「発達性協調運動症」と名称が変更されており、神経発達症群に入っています。

ですので診断基準も『ICD-10』『DSM-5』から変わってくる可能性もあります。

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