2022年6月27日 14:15
ADHD息子、プリントをやらないのは怠けではない? 「面白い!やりたい!」を引き出した母のアイディア
ちゃんちゃん☆(泣)
楽しんでできる問題集なら、たくさんやりたいという意欲が息子にあることが分かっただけでもヨシとしました。
今から10年くらい前のエピソードです。そのころから発達障害がある子のための知育教材や学習教材はあったと思うのですが、私自身はその存在を知らずにいたためにいらぬ努力をしてしまいました。でも、息子が苦手な科目の全てができないわけではないこと、何ができないのか知ることを考えるきっかけになった気がします。
Upload By かなしろにゃんこ。
そんな息子でしたが、16歳から20歳まで車の整備士になる学校に通っているときに電気や機械系を学んだので、理科や社会の苦手はある程度克服したのではないかと思います。母の見立てですが、そうであってほしいと願うのでした(笑)。
執筆/かなしろにゃんこ。
(監修:初川先生より)
リュウ太くんの興味関心の持ちにくい科目へ、自作の問題・プリントを作成されたとのこと、すごいですね…! 問いと答えが一対一対応の問題(線つなぎ)であること、読み・書きの負担が少ないことなど、お子さんの好みを把握されているからこそうまく機能したのだと感じました。
生活科や理科、社会などは、活動的な内容が多く、多くのお子さんが興味を持ちやすいと思われている面はあります。ただ、発達的な特性を強くお持ちのお子さんの中には、そうした科目を苦手とするお子さんもいます。特に、生活科は、その時間で何をやるのかの予告があまりなされないことが多かったり、何が「正解」なのか分からなかったり(「自由にやってみよう」といった指示が苦手/観察と言われても、見たままを絵や言葉で描写するのはなかなか難しく、取り組む前に心が折れそうになるなど)、苦手なお子さんにとっては、なかなかつき合いづらい科目かもしれません。
知識インストール型の方が得意なお子さんや、答えが一つでありそれを選ぶ(当てる)方が取り組みやすいお子さんには、かなしろさんのようなサポートをきっかけに興味関心を持ちやすくなることもあるように感じました。たしかに今はさまざまな教材が市販されていたり、ネットでダウンロード可能であったりもしますね。ともあれ、お子さんの特性・好みを見極めて、教科の学習との橋渡しとすること。素敵なサポートだなと感じます。
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