子育て情報『発達障害や基礎疾患がある子の虫歯「6つの原因」と「歯磨き・虫歯予防のポイント」を解説【専門家監修】』

2022年7月26日 14:15

発達障害や基礎疾患がある子の虫歯「6つの原因」と「歯磨き・虫歯予防のポイント」を解説【専門家監修】


歯が生える時期と、虫歯ケアの関係は?

歯が生える時期や順番は個人差が大きいですが、平均的には生後5~6ヶ月ごろに、下の前歯(下顎乳中切歯)から生え始めます。20本の子どもの歯(乳歯)が生えそろうのはだいたい3歳ごろです。

永久歯は、歯を支える骨の中に、お母さんのおなかにいるときから存在しています。乳歯から永久歯の生え変わりのときは、乳歯の下にある永久歯から押し出されるようにして乳歯が抜けるのです。

5~6歳、ちょうど小学校の入学前後ごろになると、下顎乳中切歯(かがくにゅうちゅうせつし)が抜けて、下から大人の歯(永久歯)が生えてきます。これとほぼ同じ時期に乳歯のいちばん奥の歯のさらに奥に、6歳臼歯といわれる下顎第一大臼歯がゆっくりと生えます。その後、乳歯は永久歯へと生え変わり、13歳ころまでに永久歯列となります。

ですから乳歯が最後まで虫歯にならず、しっかり生えていないと、狭い口の中で永久歯が生えてくるスペースを確保できず、それでもなんとか歯ぐきから顔を出そうとするために、まっすぐ生えてこないことがあります。


乳歯はそのうち生え変わるから、虫歯になっても問題ないのでは…と思っている方も多くいるのではないでしょうか。ですが、乳歯をケアして虫歯にしないことは、永久歯を守ることにつながるといわれています。


子どもの虫歯の原因・特徴について

子どもの歯を磨いていたつもりでも、虫歯になってしまう場合にはどんな原因が考えられるでしょうか。歯磨きだけでなく、普段の食生活も虫歯には関係します。

そもそも虫歯は、虫歯菌による感染症。虫歯菌は歯の表面や隙間に残った食べカスに含まれる糖質を食べて、ネバネバしたグルカンという物質をつくり、そこに多くの虫歯菌がくっついてプラークという固まりをつくります。このプラークの中で、酸性物質をつくり、歯を表面から溶かしてしまい、歯に穴があいてしまうのです。

だ液の働き方によっても、虫歯ができやすいかどうかが変わります。
だ液がたくさんでると、だ液で口の中を洗い流すことができます。だ液には虫歯菌を殺す成分も含まれています。だ液をたくさんだすためには、よくかんで食事を楽しみましょう。食事をするたびに口内は酸性になりますが、間食などをせずに、食事と食事の間が数時間空いていれば、だ液は中性(おおよそpH6.8)で、緩衝作用があるので酸性の状態の口内を元の状態に戻そうとします(人の口の中の、pH(ペーハー)

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