子育て情報『育児ヒントが満載!会話力が育つカードゲーム、発達障害・グレーゾーンとの関わり方、園生活サポート法やお助けグッズ図鑑など、注目の5冊をご紹介』

育児ヒントが満載!会話力が育つカードゲーム、発達障害・グレーゾーンとの関わり方、園生活サポート法やお助けグッズ図鑑など、注目の5冊をご紹介


視覚刺激で理解を深めるーー『会話力がおどろくほど育つ だれ?どこ?なに?カード』

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会話のなかで頻繁に使われる、「だれ」「どこ」「なに」という疑問詞。それぞれの疑問詞が「人」「場所」「物」をあらわすということを理解していないと、質問に正しく答えられないことも。「だれ・どこ・なに」を区別し、適切な使い方を理解することは、知的障害や発達障害のある子どもたちのコミュニケーション力を高めるポイントのひとつです。

本書は、楽しく遊びながら、会話でネックになりがちな疑問詞の理解を深めることを目的とし、特別支援教育士として発達障害がある子どもたちへ訪問療育サービスを行う八坂美穂先生が、ABA(応用行動分析)の理論に基づいて開発したカードゲームです。

明るい色合いのかわいらしいイラストで構成されたカードは、7枚の「だれカード」、13枚の「どこカード」、32枚の「なにカード」と「場面カード」そして「だれ・どこ・なにシート」がセットになっています。ゲームは、ABA療育で行われる課題の一つ、支援者からの質問や見本に対して、子どもがいくつかある選択肢から対応するものを選んでいくという「見本合わせ(マッチング)」の理論に基づいて考案されています。

本書の対象年齢は3歳から。絵カードなので、まだ文字が読めない子どもや、視覚優位の子どもにも取り入れやすいでしょう。
さらに、理解度に合わせ、できることからスモールステップで進めるように工夫されています。親子でやりとりをするなかで、子どもの成長を感じられるのではないでしょうか。
楽しみながら学べる本書は、家庭学習はもちろん、児童発達支援や放課後等デイサービス、学校や園など支援の現場にもおすすめの教材です。


ちがいが分かれば、寄り添うヒントが得られるーー『発達障害の子どもたちは世界をどう見ているのか』

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本書は、発達障害がある子どもたちから見た世界がどのようなものなのか、豊富な精神医学的知見を有する精神科医、昭和大学医学部精神医学講座主任教授 岩波明先生が、優しく理解しやすい言葉で解説した一冊です。本書では、ASD・LD・ADHDの3つの障害ごとに「家庭」「学校」「社会」において発達障害がある子どもたちの言動や気持ちを深堀し、一つひとつ丁寧に解説されています。

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