成功のヒントは「見通し」にあり!?こだわり、偏食娘とつくれる「米粉ピザ」【感覚過敏の娘との時短レシピ】
小麦粉がだめ……ならば、大好きなお米でできた米の粉⁉
感覚過敏で偏食、こだわり強めの娘は、白いものしか食べられません。白いもの以外を拒否するため、病院で栄養失調を指摘されたこともあり、私はとても困り果てていました。
そんななか、「娘も自分で料理をつくったら食に興味を持ってくれるのでは?」と祈るような気持ちで始めた娘との料理。
最初は、娘が触らなくても作れるスプーンでまぜまぜ野菜入りカップケーキや、ハサミでちょきちょき野菜切りなどをお手伝いしてもらっていましたが、もう一歩、自分の手でこねたりして作るものにも挑戦させてみたいと思うようになりました。そうすれば、クッキーなどのおやつをはじめ、パン、ピザなどの粉もの、ハンバーグなどもできるようになるからです。
しかし、保育園でも、ぐちゃぐちゃするのがイヤなのか、小麦粉粘土になかなか触れないようです。先生方が一生懸命に、「楽しいよ~」とアピールしているとは聞いていましたが、ちょっとつんつんするだけで、ぷいっとしてしまうそう。
以前ご紹介したように、娘は大の白米好き。
「みぃちゃんは、はくまいしじょーしゅぎなの」といってまわるほど、白いお米が大好き。
小麦粉は何度か触らせようとしたものの、ぜんぜん触りません。そこで、農協に一緒に行って、お米が米粉になる工程を見せてその米粉でパンやピザやクッキーを作ることを試みました!
お米からできていることを強調したのが正解だったのかもしれません。
「大好きなお米を粉にしたんだよ」といいながら、まず、さらさらの米粉を触ってもらうと、にっこり。
やった~~、第1歩は大成功だっ!
と、母はめちゃくちゃ喜んでしまいました。この後に難関が待っているとも思わずに……。
米粉でもギャン泣き……。でも成功のヒントは「見通し」にあった!
さらさらの米粉に水を足して粘土のようにねりねりすると、怒り出し、泣き出してしまうを繰り返し初回はピザまでたどり着けず……。
さらにおなかがすいてギャン泣きしてしまったので、結局その日は、炊き立ての白米を食べて終わり。
こんなことが何度か続きました。
なんでこんな簡単なことがうまくいかないのかなぁ~と悩んでいたのですが、仕事中にスタッフにプロジェクト全体像の説明をしているときに、「もしかしたら、ピザをつくろうとしていることが分からないのではないか?」とふと思いました。