スマホは何歳から?小中学生の所持率、トラブル経験談、SNS依存、ルールづくり【専門家QA】
A:(井上先生回答)
チャットGPTやAIアプリを活用することでいろいろな情報を手に入れることができます。一つのアプリからの情報だけでなく、さまざまな情報ソースを手掛かりにしてその違いに気づき、自分の考えをつくっていくことがこれからの世界で重要になってきます。チャットGPTやAIアプリの結果を鵜呑みにするわけではなく、家庭や学校でそれらを活用しながらどうやって情報を整理し、自己決定していくのかの教育が必要になってくると思います。
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Q:子どもがネット依存のようになってしまい、家にいる間ほぼ1日スマホをいじっています。とりあげると暴れたり暴力に繋がってしまいます。どう対応したらいいでしょうか。
A:(井上先生回答)
スマホをいじると言ってもその内容によって対応方法は異なります。まず何をしているのかを親が知ることが大事です。
仮にここではスマホのゲームだとします。スマホゲームだけが本人の楽しみになってしまうとそれが奪われることは本人にとって人生を奪われることに等しいと感じてしまうこともあります。
また、禁止されることは本人自身を否定されることのように受け止められる場合もあります。一旦好きなように使える状況に慣れてしまった場合、強制的に取り上げたり禁止するだけでは暴力になってしまう場合もあります。また、たとえ成功しても勉強するようになるとは限りません。さらにこのことで親子の信頼関係を悪化させてしまいかねません。
スマホゲームに入りびたること自体を問題にするのではなく、食事や入浴、睡眠といった生活習慣を守ること、学校を含めた外出や社会参加ができることが大切です。集団で行うスマホゲームの中には夜中でないと難しかったり、自分だけが抜けることができない場合もあります。
そういったことを話し合いながら一緒にルールを考えたりスマホゲーム以外の余暇を探したりしていくことが考えられます。
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Q:小学生、中学生のスマホのルールづくりに悩んでいます。一日何時間、どんな制限を付けるかなどルールが知りたいです。
A:(井上先生回答)
1日何時間が良いかということに対してはそれぞれの年齢や使用内容、目的などによって異なると思います。親の立場から言うと宿題のあとのちょっとした息抜きとして30分や1時間といった声がよく聞かれますが、子どもに聞くと3時間とか5時間と言ってくることが多いです。