小学校の宿題問題!自閉症長男と発達グレー次男、それぞれの「やる気」調整術を大公開
嫌がるわけではありませんが、好きではない様子。特に繰り返し、何回も同じ作品を読むことや、長い文章の時にそう感じます。好きな作品は楽しそうに読みますが、最初は声に出して読んでいても、すぐに心の中で読みだしてしまい、ただの読書になっていることも。
長男けんとは構音障害があるため、発音がとても不明瞭です。しかし、いくら聞き取りづらいからといって、注意しっぱなしになってしまうと、本人も音読がつらくなってしまうだろうなと思い、最近は好きなように読んでいいことにしています(構音練習は、別で時間を取って毎日少しずつやっています)。
以前は、私が付き添って気合を入れて読ませようとしていましたが、2人して疲弊してしまうのでやめました。音読なので、さすがに無言で読んでいて「読書」になってしまっている時は「聞こえないよ。ママに聞こえるように、3の声の大きさで読んでほしいなー」と声をかけています(わが家では、こども園に通っていた頃から、声の大きさを5段階の目安に分けています)。
また、その日読むことになっている作品の内容によって、やる気レベルが変わってしまうことも。そんな時は私が判断して、読むページを少なくしたり、本人が読みたいところや、図書館で借りてきた本に変更したりして読んでいます。「先生からご指摘があったらやめようかな」くらい気楽にやってるので、許してくださっている先生に感謝です。
書字が苦手な息子たちと、大雑把な母の宿題チェック
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私が子どもたちの宿題で一番驚いたのは、地域や学校、担任の先生によっても変わってくると思いますが、平仮名や漢字など「とめ・はね・はらい」をキレイに書くことが、重視されやすい点です。書字が苦手なわが子たちなので、私としては「結構キレイに頑張って書いたんだな」と思っていた文字が、次の日に添削されて返ってくると、直されていることも。私自身が、「宿題をやっただけですごいな」と思っているので、字のキレイさまで細かく子どもたちに言わないのですが、汚すぎて読めない文字は「これは読めないから、書き直そうか」と伝えています。
そして、視覚優位で見通し不安が強い長男けんとのために、手づくりの視覚支援ツールを作成中です(半年近く作成が滞っていますが……)。「帰宅後にやること」を視覚を使って示していくためのもので、もちろん「宿題」という項目もあります。