ヘルプマークをもらうには?知的障害息子に必要な理由とメリット・デメリット
ヘルプマークはどこで手に入れるの?つけることでどんなメリットやデメリットがある?
ヘルプマークは、外見からは分からなくても援助や配慮を必要とする人たちが、周囲の方に知らせることができるマークです。
私はSNSで障害のあるお子さんたちがヘルプマークをつけている写真を見かけ、知的障害(知的発達症)を伴うASD(自閉スペクトラム症)のPにもつけたい!と思っていたのですが、つけることでどんなメリット・デメリットがあるのか?など、悩みながら模索していた時期がありました。
まずはヘルプマークを手に入れるため、市役所の障害福祉課へ行きました。当時、Pは発達支援施設に通うためにすでに受給者証を取得していて、療育手帳も申請中だったので、そのことを説明すると問題なくいただくことができました(入手方法は地域、自治体によります)。
Pはまだ幼いので一人で外出することはありませんし、何か具体的な配慮が必要でそれを周りに求めたいわけでもありませんでしたが、ヘルプマークを手に入れてホッとしたのを覚えています。
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知的障害(知的発達症)のあるわが子にヘルプマークが必要な理由
私がPにヘルプマークをつけたいと思った1番の理由は、万が一Pが迷子になったときのことを考えたからです。メッセージ性のない普通の迷子札をつけているよりも、「ヘルプマークをつけている子どもが一人で歩いている」というほうが、周りの人たちが気づきやすく、緊急性を感じてもらえると思ったのです。
また、ヘルプマークの裏面を見れば、P自身のことや連絡先なども知ってもらえるので、保護してくれた方がPへの対応に戸惑わなくて済むのではないか?とも考えました。
定型発達の子であれば迷子になったときに、大声で親を呼んだり、ほかの大人に自分の名前やどこから来たのかなどを話すことができたり、大人しくその場で待つことができたりするのかもしれません。でも障害のあるPにはそれらの行動が難しいと想像できるので、だからこそヘルプマークが必要だと感じました。
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ヘルプマークをどのようにつけ、周囲にどうやって必要な配慮を知らせる?
また、その他の理由としては外出先でPが奇声を発したり、床に寝転んだりなど、不適切な行動を取ってしまったときに、ヘルプマークをつけていたほうがPの行動に対しても理解へとつながる場合があると考えたからです。