自閉症長男に通常学級は難しい?悩ましい就学問題。小学校見学で決め手になったポイントは
通常学級についていくのは難しそう……自閉症長男の年長の頃
幼稚園の年長当時、超絶マイペースだったわが家の長男あーくん。就学先について検討を始めた時から、通常学級は難しそうだという気がしており、特別支援学級にしようとぼんやりと当たりをつけていました。 というのも、通っていた幼稚園に「子どもの発達に悩める親の会」的なものがあり、そこでいろいろ聞いていたのと、上のお子さんが特別支援学級に行っている……という親御さんもちらほらいたので、(特別支援学級良さそうだなあ)という下地があったんですよね。
しかしながら何より本人の意向が1番大事……。ということであーに聞いてみました。ズバリ、「30人クラスと8人クラスどっちがいい?」視覚優位のあーにも分かりやすいよう絵に描いて、それぞれのメリット・デメリットもあーに伝わりやすいよう言葉を砕いて説明(30人クラスはたくさんのお友達と勉強できるよ。8人クラスは先生が丁寧に指導してくれるよ。くらいのざっくり感で)。
けれど、実感が湧いてないせいかさほど反応もなく……。ならば見学だあー!ということであらかじめ電話で予約し、あーと弟のいーを伴い、いざ小学校へ見学に向かいました。

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小学校の見学へ。初めて見た特別支援学級は……
小学校に着くと、先生が待っていて学校の中を案内してくださいました。よく考えると私自身も親として足を踏み入れるの、実は初めてだ……! とドキドキしながら校内を進みます。
まず見学したのは通常学級。私が小学校に通っていた頃とおおよそ変わらない、記憶にある小学校のイメージ通りのクラスでした。
30人くらいの同い年の生徒が小さな教室にぎゅうぎゅう詰めで、にぎやかで、キラキラしてて……。この場でさまざまな思い出や成長がつくられていくんだなあ……と自身の幼少期を思い出すと同時に、「おそらくここであーは過ごさないんだな」と少しセンチメンタルな気持ちに。あーはといえば……特に興味はない様子(笑)。授業ではなく、弟のいーと一緒に教室にある水槽の亀を見ていました。
その後は特別支援学級の見学へ。特別支援学級は通常学級の半分ほどの広さの教室で、学年混合で6人くらいの生徒が学習していました。驚いたのは、一人ひとりの机がパーティションで仕切られていたことです。 先生いわく、「雑音や周りの子の様子が気になって学習がすすみづらいお子さんもいるので」