不登校から中学受験。偏差値の壁で高校受験は諦めモード?卒業後の進路は!?
入学早々、進路を見据えて生活していかなくてはいけない学びの多様化学校
小3の時にASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)と診断されたわが家の息子・コチ丸は、小3から小学校卒業までほぼ不登校の状態で過ごした後、中学受験を経て学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の私立中学に入学しました。学校では入学当初から、「本校に入学した生徒は、一人ひとり通う理由もさまざまです。卒業後の進路をどうするか、早い段階から考えて行動して下さい」と言われていました。
コチ丸の通う私立中学は同じ県内に系列の私立高校があったため、そちらに進学する子が多い印象でした。コチ丸も中1の時は、そこへの進学も視野に入れており、先生方からも「コチ丸は比較的安定して学校に通えているので、そのまま進学してみんなをまとめてくれたら助かる」という、うれしい話をいただいたこともありました。
一概には言えないかと思いますが、コチ丸の通っていた中学は、「学校に毎日通えるようになること」が大きな目標であったため、基本的には宿題もなく、授業の進め方も私が公立中学に通っていた時とは全く違いました。私個人の感覚からすると、授業といっても勉強より遊びに近いのでは……?という印象でした。
いじめなどの理由で学校に通えなくなってしまったけれど、将来的には大学まで進学したいと希望している子どもの保護者の中には、高校受験を見据えて学校以外に塾に通うなどして、学習面のサポートしている方もいました。
わが家はというと……中1の終わりになんとなくコチ丸が受けた全国学力テストの散々な結果を見て、一般入試での高校進学はほぼ諦めていました(笑)。

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中1の終わりに差し掛かった頃、友だちが増えてきたコチ丸は、自分の貯めていたお年玉やお小遣いを使ってパソコンを自腹で買い、友だちとオンラインゲームをするようになりました。
中学に入って、食事と寝る時間だけはちゃんと守るという約束で、ゲームの時間制限はしなくなったので、コチ丸は帰宅後から就寝まではほぼゲームをして過ごしていました(笑)。そして当時の私はというと、もし高校に入学するのが難しいなら違う進路も探さなくては……という思いで、時間があればインターネット検索をして、中学校から先の進路について模索していました。