1歳半でようやく言えた「ママ」。その後言葉が増えず…支援を求めると、壁が次々と現れて!?
1歳半でついに発語が!安心したのもつかの間……
発語がないことを心配していた次男かーでしたが、1歳半で「ママ」という言葉が出たことで、私は「これからきっと言葉が増えていくはず!」と安心していました。言葉の発達に良いものをと思い、玩具や絵本などもたくさん用意して言葉の発達を促そうとしました。しかし、そこからかーの言葉は一向に増えませんでした。
再びかーの言葉の発達に悩み始めたところ、それに加えて新たな困りごとが出てきました。それは母である私に対する執着の強さです。私がトイレに行くなど、少しでも姿が見えなくなると大泣きするようになったのです。このような行動は定型発達の子どもにもよく見られることかもしれませんが、かーの場合は、その程度が非常に激しいものでした。
ある日、私に用事があって、かーを実家に預けたときのことです。
かーに気づかれないように、そっと出かけようとしたのですが、ちょうど私が行くところをかーに見られてしまい、大泣き。以前であれば、遊んでいるうちに切り替えができていたのですが、その日は私が迎えに行くまで数時間泣き続けていました。

Upload By かし りりあ
児童発達支援を利用したい!保健所に連絡すると……
このようなことが何度か続き、どのように対処したらいいのか困るようになってきました。そこで以前、長男のりー(知的障害/知的発達症、ASD/自閉スペクトラム症と診断)が利用していた児童発達支援施設を頼りたいと考えるようになりました。
さっそく保健所へ連絡し、児童発達支援施設を利用したい旨を伝えました。しかし、かーの言葉が出たことで、以前から発達をみてくれていた保健師さんに「もう大丈夫です」と伝えたことに加え、地域の担当者も代わったことで、改めて相談をすることになってしまったのです……。一時の安心で余計なことを言って、再び支援につながるまでに時間がかかってしまったと後悔しました。
悔やむ気持ちと焦りを抱えながらも、新しい保健師さんにかーの様子を見てもらったところ、発達支援が必要という判断になり、児童発達支援施設の利用ができることになりました。幸い、希望していた施設に空きがあり、すぐに通えることになったので、かーは3歳前から児童発達支援施設に通い始めました。通い始めた当初は泣いてばかりで、出されたおやつも食べないほどでしたが、先生方の丁寧な対応を受け、徐々に環境にも慣れていき、お気に入りの先生を見つけたあとは、気持ちも安定して発達支援を受けられるようになりました。