子育て情報『学習障害(LD)とは?学習障害の症状と種類別の特徴』

2017年7月8日 17:00

学習障害(LD)とは?学習障害の症状と種類別の特徴

同年代の子どもと比べて学習の習得が著しく遅い場合、学校の先生や専門機関で相談してみることをおすすめします。ここからは就学期に入るため、「読字障害」、「書字障害」、「算数障害」ごとに特徴を分けて書いていきます。

【小学生の学習障害の特徴】
・授業を真面目に聞いていても勉強が苦手、ついていけないなど

■読字障害
・ひらがな・漢字が読めない
・たどり読み・推測読みになってしまう
・行を飛ばして読んでしまう
・文章を読むのを嫌がるなど

■書字障害
・うまく文字を書くことができない(線を抜かしたり、鏡文字を書いてしまう)
・板書ができない、時間がかかる
・行やマス目からのはみ出しが大きい
・文字を書くのを嫌がるなど

■算数障害
・数が数えられない、とばして数えてしまう
・時計が読めない、時間が分からない
・計算ができない
・筆算をするときに数字がずれて間違えてしまう
・計算を嫌がるなど

学習障害(LD)とは?学習障害の症状と種類別の特徴の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10276001312

中高生になるとはっきりと学習能力の偏りが見えてきます。何かの能力が極端に低い場合には、単なるなまけや得意・不得意だとは判断せず、学習障害である可能性も考えましょう。英語の学習が始まると、国語にはあまり不自由しなかった子どもも、英単語の読み書きなどに極端に困難さを感じる場合もあります。

【中高生の学習障害の特徴】
■読字障害
・小学生で習うような漢字であっても読めない場合がある
・英語の単語が読めないなど

■書字障害
・卒業作文などの長い文章がかけない
・英単語が書けないなど

■算数障害
・計算はできるが、文章題が解けない
・図形関連の問題が解けないなど

これらの特徴も、発達障害の合併症として現れることもあります。


学習障害(LD)とは?学習障害の症状と種類別の特徴の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11030015120

最近では、大人になってから学習障害だと診断される人も少なくありません。もし大人になってから様々な学習困難に直面したら、学生時代や子どもの頃を振り返ってみて、学習障害と疑われる特徴があった場合には、一度、発達障害者支援センターなど、専門機関に相談しましょう。また、学習障害以外の発達障害との合併症を持っている可能性も考えられます。

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