子育て情報『常同行動とは?子どもが同じ行動を繰り返すのには理由があります!相談先と対処法まとめ』

2016年7月30日 19:00

常同行動とは?子どもが同じ行動を繰り返すのには理由があります!相談先と対処法まとめ


常同行動とは

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常同行動とは、一見無目的に同じ動きを繰り返す行動のことです。幼児期に初めて症状が現われ、人によっては成長とともになくなることもあります。

常同行動の具体例としては、手をひらひらさせる、飛び跳ねる、ぐるぐる回る、意味もなく手をパチパさせる、廊下や通路の同じところを行ったり来たりする、物を口に入れて出すことを繰り返す、爪を噛む、頭を打ち付ける、体をゆらすなどが挙げられます。

どんな常同行動が現れるかは、人によって千差万別であり、多岐にわたります。

常同行動それ自体が直ちに問題とみなされるわけではありませんが、それが社会生活上著しい問題につながる場合、医学的な対処が必要になります。

『DSM-5』(『精神障害のための診断と統計のマニュアル』第5版テキスト改訂版)によると、以下の条件に当てはまる場合、常同運動症・常同運動障害と診断されます。


一見無目的に反復される行動が、
1.発達早期(生後三年以内)に表れ
2.社会的、学業的、またはその他の活動が害される又は、自傷行為が伴う場合
3.そのほかの薬や、精神疾患の生理的作用によるものではなく、他の精神発達症や精神疾患ではうまく説明されない


常同行動はどんな人に現れるのか

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常同行動は、認知症、知的障害、発達障害のある人に現れることが多いです。以下では、子どもの常同行動とその問題に即して説明していきます。

一般に、子どもの常同行動は、生後3年以内の幼児期に現れることが多いです。

知的障害や発達障害のある子どもの場合、全体の約4%~15%に常同行動が現れます。行動の内容そのものが変化することはありますが、幼児期を過ぎても常同行動が続くことが多いです。

知的障害や発達障害のない子どもの場合でも、全体の約3%~4%で常同行動が現れますが、多くの場合は発育とともに自然と消えていきます。


なぜ子どもは常同行動を行うのか

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子どもが常同行動を行うの理由は、大きく以下の3つに分類できます。

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