子育て情報『流行してからじゃ遅い!?妊娠前に「風疹」の抗体値チェックを』

2016年6月23日 19:51

流行してからじゃ遅い!?妊娠前に「風疹」の抗体値チェックを

近年、大人の間での流行が問題になっている「風疹」。平成24年から25年にかけて大流行したのも記憶に新しいですね。この時、流行の中心となったのが、20代〜40代の男性です。風疹は予防接種で防げる病気ですが、どうして今、大人の間での流行が問題になっているのでしょうか?北浜こどもクリニックの北浜直先生に伺いました。

感染経路は?症状は?風疹とはどんな病気?

目次

・感染経路は?症状は?風疹とはどんな病気?
・世代や性別によって異なる風疹ワクチンの接種状況
・予防接種は妊婦さんはNG。妊活前に夫婦で接種を
流行してからじゃ遅い!?妊娠前に「風疹」の抗体値チェックを

最近大人の間でも広がっているという風疹ですが、どんな病気なのでしょうか?

「風疹は “風疹ウィルス”による感染症です。咳やくしゃみなどで飛沫感染し、昔は子どもがよくかかる病気として知られていました。“三日はしか”とも呼ばれていて、赤く細かい発疹が全身に出て、発熱やリンパ節の腫れなどが3日〜4日続きますが、その症状は軽く済む場合がほとんどです。」

現在の子どもたちは、1歳代と小学校入学前の2回、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種する機会があるので、子どもの間で風疹が流行することはほぼなくなったのだそう。今問題になっているのは、風疹に対する免疫のない大人の間での流行だといいます。

「風疹がもっとも怖いのは、妊婦さんに感染した場合です。妊娠20週頃までに風疹にかかると、“先天性風疹症候群”といって、生まれてくる赤ちゃんに、心疾患や白内障、難聴などの障害が生じることがあるのです。妊娠初期に感染するほどその確率は高くなると言われています。」

風疹は、かかった場合の症状そのものよりも、妊婦さんへの感染が問題なのですね。では、なぜ風疹の免疫がない大人が多いのでしょうか?

世代や性別によって異なる風疹ワクチンの接種状況

風疹の予防接種制度は、対象者や接種時期、回数などがこれまで何度か変更されているため、世代によっては一度もワクチンを打っていない人がいるのだそう。

「幼児期のワクチン接種が制度化される前までは、自然に風疹に感染する子どもも多くいました。一度風疹に感染すれば、生涯続く免疫を獲得するのですが、風疹にかかることなく、ワクチンも打たずに大人になった人も大勢いるのが現状です。」

過去には、接種の対象が“中学生女子のみ”だったり、中学生の時に個別に医療機関で接種する制度だったので、20代〜40代の男性は、接種率が低くなっているそうです。
流行してからじゃ遅い!?妊娠前に「風疹」の抗体値チェックを

「また、子どもの頃に予防接種を受けていても、すでに免疫が低下している場合もあります。

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