子育て情報『子どもの左利きは矯正しない方がいい!?【育児の新常識】』

2016年6月29日 19:25

子どもの左利きは矯正しない方がいい!?【育児の新常識】

子どもが左利きと気づいた場合、右利きに矯正したほうがいいのか悩む方も少なくないと思います。昔は矯正するのが当たり前でしたが、今は左利きのままでよいという風潮に変わってきているようです。そこで、子どもの左利きは矯正しない方がいいのか、教育評論家の親野智可等さんにお話を伺いました。

「左利きは右利き社会で不便」と言われていたけれど…

目次

・「左利きは右利き社会で不便」と言われていたけれど…
・親は子どもの左利きを個性と捉え、受け入れるべき
・左利きのメリットを話して、子どもに自信を持たせよう
・左利きの子どもが不自由しない社会を作るために
子どもの左利きは矯正しない方がいい!?【育児の新常識】

昔は、「左利きの子は、右利きに矯正したほうがいい」という考えが一般的で、左利きの子どもを見ること自体がめずらしかったように思えます。

「多くの人が右利きなので、昔はそれに合わせて、ハサミなどの文房具を始め、社会のあらゆるものが右手用に作られていました。左利きにとってはとても不便な社会だったので、右利き中心の社会に対応できるように、左利きの子は矯正するのが当たり前だと昔は教育されていたのです。また、昔は何事においても、『少数派は間違っている。直さなければ』という発想が多かったのもひとつの要因です。」

しかし、今は左利きのままで矯正しないことも多いよう。

「最近は社会も多様化し、『みんな違っていい』という考えが浸透してきて、『個性尊重』『人権尊重』と言われ始めてきています。そのおかげで現在では『左利きも個性』と見なされるようになり、矯正しなくてもよいと考えられるようになりました。」

親は子どもの左利きを個性と捉え、受け入れるべき

こうした時代背景とともに、矯正による子どもの精神的ストレスが大きいことも、矯正を勧めなくなった理由の1つだとか。

「そもそも『左利きを直す』という言葉自体に、差別的発想がある」と親野さん。「左利きではいけない」と感じて、子どもは自分が否定されたように感じてしまうそうです。

「利き手を直すのは、子どもにとって簡単なことではありません。なので、大人にいくら『右利きに直しなさい』と言われて、子どもがその気になっても、思い通りに直せないでいると、自分の能力や努力不足のせいと思い込み、自信を失くしてしまう可能性があるのです。」

さらに、左利きがなかなか直らない子どもに対して、「左手はダメでしょ」「何度言ったらわかるの?」「習字は右手と言ったでしょ?」と親が叱ったり、怒ることは、子どもの自信を喪失させるだけでなく、親子の良好な関係の形成を妨げることにもなるそう。「子どもは叱られることが多いと、『自分は愛されていないのではないか』『もしかしたら嫌われているのではないか』などの疑念が出て、親への不信感にもつながってしまうんです。」

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