子育て情報『熱中症は実は午前中に多い!? 予防のカギは「朝ごはん」』

2016年8月1日 10:31

熱中症は実は午前中に多い!? 予防のカギは「朝ごはん」

気温が一番高い時間帯に発生するイメージが強い熱中症ですが、実際には午前中の発生率もかなり高く、朝の対策がとても重要です。水やお茶など水分補給は気をつけている人が多いと思いますが、それ以上に大切なのが「朝ごはん」。西別府病院スポーツ医学センター長の松田貴雄先生にお話を伺いました。

朝に熱中症になりやすい理由って?

目次

・朝に熱中症になりやすい理由って?
・朝ごはんを食べて体の内側からも水分補給
・食欲がなくても朝食抜きはNG!
・時間がなくても、カロリーのあるものを口にする習慣を!
熱中症は実は午前中に多い!? 予防のカギは「朝ごはん」

赤ちゃんからお年寄りまで、室内・屋外を問わず発生する熱中症。さまざまな対策を講じているパパママは多いと思いますが、朝起きてすぐの対策が大きなカギを握っていることはご存知でしょうか。

「寝ている間に大人で700mlほどの水分が失われるため、起きたときには脱水状態になっています。時間や食欲がないからといって朝食を食べずに出かけてしまうのは、体の水分タンクが空のまま活動するということ。とても危険です。」

水分だけは摂る…という人も多いかもしれませんが、水分だけでは不十分なんだそう。

「水分を摂ると汗の量が増えますが、汗と一緒に体内の塩分や鉄分も大量に失われてしまいます。それらを補給しないと体内の電解質バランスが崩れ、水分を摂っていても脱水症状になってしまうのです。そのため、水分だけでなく、朝食を食べて塩分も合わせて摂ることが大切です。」

熱中症の死亡事故の発生時刻は、実は10時〜12時が最も多いというデータもあります。下のグラフは学校管理下における統計ですが、幼児も午前中に屋外活動をするケースは多いもの。同じように注意が必要ですね。

熱中症は実は午前中に多い!? 予防のカギは「朝ごはん」

データ提供/日本スポーツ振興センター(国立スポーツ科学センター)川原貴さん

朝ごはんを食べて体の内側からも水分補給

熱中症は実は午前中に多い!? 予防のカギは「朝ごはん」

このように、熱中症対策のために大切な朝食ですが、ご飯とみそ汁だけでも、きちんと食べれば、十分な水分と塩分の補給ができるそうです。

■朝食(ごはん、みそ汁、お茶)に含まれる水分とカロリーの目安

  • ごはん280g→約200ml/470kcal
  • みそ汁150g→約150ml/40kcal〜
  • 食後のお茶90g→約90ml/0kcal
「水分だけでなく、この組み合わせだけで、市販の経口補水液500ml分に相当する電解質も摂ることができます」と松田先生。さらに、食事を摂ることによって、体の内側でも水分が発生するそう。

「『代謝水』というのですが、食材が体内でエネルギーに変わるときに水分が発生します。1,000kcalある食材から130mlの代謝水ができるので、例に挙げたごはんだけでも60mlほどの代謝水が発生することになります。

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