子育て情報『長引く咳は要注意。子どもに多い「マイコプラズマ肺炎」とは?』

2016年12月7日 11:52

長引く咳は要注意。子どもに多い「マイコプラズマ肺炎」とは?

風邪はすっかり治ったはずなのに、しつこい咳がいつまでも続く…。こんな症状に心当たりはありませんか?もしかしたらそれはただの風邪ではなく、「マイコプラズマ肺炎」かもしれません。これから冬にかけて流行しやすい「マイコプラズマ肺炎」について、北浜こどもクリニックの北浜直先生に伺いました。

痰のからまない乾いた咳が3週間〜4週間続くことも…!

目次

・痰のからまない乾いた咳が3週間〜4週間続くことも…!
・秋から冬にかけて増加。咳やくしゃみで感染が拡大
・こまめな手洗い&うがいで、マイコプラズマ肺炎を予防!
長引く咳は要注意。子どもに多い「マイコプラズマ肺炎」とは?

「マイコプラズマ肺炎」とは、どのような病気なのでしょうか?

「マイコプラズマ肺炎は、『肺炎マイコプラズマ』という細菌のようなものによって起こる呼吸器感染症で、長期にわたって咳が続くのが特徴です。主に気道に感染し、気管支炎や肺炎などを引き起こします。初期は普通の風邪と同じように、発熱や喉の痛み、全身の倦怠感などの症状が現れ、次第に痰のからまない乾いた咳が出るようになります。熱が下がったあとも、3週間〜4週間にわたって咳が長引くことがあります。」

咳の風邪がなかなか治らないと思っていたら、じつはマイコプラズマ肺炎にかかっていたということは実際よくあるそうです。また、一般的な肺炎とは大きく違う点があり、それも風邪との判断をしづらくする要因なんだとか。

「一般的な肺炎の場合は痰をともなうため、聴診器を当てるとゼロゼロするような呼吸音が聞こえますが、マイコプラズマ肺炎の場合はそのような雑音が聞こえないので、なかなか診断がつかないこともあります。夜間にひどく咳が出て、日中は比較的元気に過ごせる場合も多いのですが、長い間放置していると重症化してしまったり、中耳炎、脳炎などの合併症が起こる可能性もあるので注意が必要です。」

マイコプラズマ肺炎は、綿棒のようなもので喉の粘液をとる簡易検査で調べることができます。診断がつけば、抗生物質で治療できるので、咳が長引く場合には一度病院で診てもらいましょう。

秋から冬にかけて増加。咳やくしゃみで感染が拡大

では、マイコプラズマ肺炎はどうやって人にうつるのでしょうか?

「マイコプラズマ肺炎は、咳やくしゃみの飛沫感染や接触感染で広がります。潜伏期間が2週間〜3週間と長く、熱が下がってからもしばらく咳が続くので、周りにうつしやすいのです。感染者のおよそ80%が14歳以下で、小学生くらいの子どもに最も多くみられます。幼稚園、保育園や学校などの集団生活の場では、とくに感染が広がりやすいですね。」

かつては4年に一度の周期で流行していたため、『オリンピック病』とも呼ばれていたマイコプラズマ肺炎。

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