2019年4月6日 21:40
小学校入学前までに「子どもにできるようになってほしい事」と家庭でのしつけ法は?

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いよいよ新しい年度が始まりました!入園した子も、進級した子もドキドキですね。
特に年長さんは、小学校入学前の大切な1年になります。この1年で、就学に必要な力を身につけたいものです。
今回は、教育コンサルタントの佐藤理香さんに、小学校入学前までにしつけておきたいことと家庭でできる簡単なしつけ法についてお話しいただきます。
小学校入学前までに「子どもにできるようになってほしいこと」
大谷大学教育学部が、入学を迎える子どもに対して、親はどのような姿を期待しているかを調査しました(※)。
小学校入学前までに子どもにできるようになってほしいことを聞いたところ、次のようになりました。
1位:「自分のことは自分でしようとするようになる」(71.4%)
2位:「健康な生活や安全な行動を心がけるようになる」(67.0%)
3位:「善悪が分かり、守るべきルールを守るようになる」(64.6%)
4位:「周りの友達と協力し合えるようになる」(59.8%)
5位:「言葉を使って先生や友達と意思疎通ができるようになる」(58.0%)
大人に頼ってばかりではなく、自立心を持ってほしいと考える親が多いことがわかりますね。
また、友達や先生とのコミュニケーションも、言葉できちんと伝えたり、協力できることを求める親が多いようです。
家庭でできる簡単なしつけ法3つ

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では、どうすればこれらの力が身につくのでしょうか?筆者の考える、家庭でもできる簡単な方法をご紹介していきます。
(1)自立心を育むためには「自分で決めさせる」
自分でやる!という意欲を育てるためには、物事を子ども自身に決めさせるのがよいでしょう。
通園準備ひとつとっても、「どのハンカチをもっていく」ということから子どもに決めさせてみましょう。次第に、ランチメニューを決めるなど難しい決定もさせていきましょう。自分で決めたら、自分で責任をもって全うすることを学ばせていきます。
(2)善悪やルールを守るためには「少しずつ教えてガマンさせる」
子どもに善悪やルールを守らせるためには、まずは「正しいこと」を教えなければなりません。
その場その場で少しずつ、「横断歩道は、車が来ないか確認してから手を上げて渡る」
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