子育て情報『風邪に似てる…!? 医学博士が語る、小児に多い「溶連菌感染症」の予防法』

2016年4月12日 20:00

風邪に似てる…!? 医学博士が語る、小児に多い「溶連菌感染症」の予防法

この溶連菌は、大人はもちろん3歳以下の乳幼児でも感染することがあります。典型的な症状を引き起こすことは少ないとされていますが、ゼロではありませんので、注意が必要です。

最も感染しやすいのが、学童期の小児とされています。学校へ行っている間に外で遊んだり、友達が溶連菌感染症であるなど、様々な要因が多くあります。

また、ご兄弟がいる場合では一緒にいる時間が長いので、感染率が25%と、非常に高い値を示しています。溶連菌と診断されたら、治るまでは別の部屋で眠るなど、回復するまで我慢しましょう。

■流行の波は「年に2回」やってくる

まさに今のこの時期溶連菌に感染しやすい時期であると考えられます。

感染症発生動向調査のデータによると、冬に起こりやすいのも事実ですが、それと同時に春から初夏にかけても流行してしまうというデータがあります。

一般的に感染症は、年に1回特定の時期に流行するということが多いのですが、この溶連菌による感染症は、大きく分けて年に2回流行期があると考えておいてください。

また、最近溶連菌が多いなあと感じることもあるかもしれませんが、実は絶対数はそんなに変化がありません。

医療の進歩によって、溶連菌による感染症と確定できるような“検査キット”が発展したために、特定できるようになったということが言えます。

■風邪と思っての油断は禁物!溶連菌による「感染症状」

溶連菌に感染すると潜伏期間(体の中で増殖している期間)を経ておおよそ2~5日くらいで急激な高熱が出てきます。この段階でぐったりしてしまうことも多く見受けられます。

最初は、風邪と症状が似ているために「風邪かな?」と油断してはいけません。同時にのどが非常に強く腫れてしまうために、飲み込むのも辛い状況となってしまいます。また、場合によっては首のリンパ節まで腫れてしまうということもあります。

その後、しばらくして発疹が手足や体全体に出てきてしまいます。またこの発疹の特徴として舌に出てくることがあり、舌にポツポツが出来てしまう“イチゴ舌”も特徴的です。

もちろん体調によっては発疹も出てこないということもあり、発疹が出ない=溶連菌感染症ではないということではありませんので、早めに小児科へ受診するようにしてみましょう。また、溶連菌は重大な合併症も引き起こしてしまう可能性があります。

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