子育て情報『風邪に似てる…!? 医学博士が語る、小児に多い「溶連菌感染症」の予防法』

2016年4月12日 20:00

風邪に似てる…!? 医学博士が語る、小児に多い「溶連菌感染症」の予防法

例えば血尿が出てきてしまったり、全身がむくむような場合、腎臓に障害が出てきてしまう“急性糸球体腎炎”、心臓にダメージを与えてしまう“リウマチ熱”など重症化してしまうケースもあるので注意が必要です。

■処方された抗生物質は飲みきろう!「溶連菌の治療」

風邪に似てる…!? 医学博士が語る、小児に多い「溶連菌感染症」の予防法

溶連菌の原因は“菌”が原因ですので、その菌そのものをやっつける必要があります。

治療方法としては抗生物質の使用となります。ただここで注意して欲しいのが、「お医者さんから出された抗生物質は飲みきる」ということを心がけてください。

症状が治まったとしても、まだ溶連菌が残っていればそこから増殖することによって再び症状がぶり返してしまうという可能性も否定できません。

最近では“多剤耐性菌”といって抗生物質を飲み過ぎると、その抗生物質が効かなくなってしまうような菌も出てきてしまうということが問題となっております。

ですから、お医者さんから出された抗生物質は、後々まで残しておくことなく処方された分を飲みきるようにさせてください。

■高熱が出たら安静!「溶連菌の予防」

溶連菌感染症に限らずですが、ならないにこしたことはありません。それでは予防するにはどうしたら良いのでしょうか?

まず、溶連菌で高熱が出ているときには感染しやすいという特徴があります。

これは溶連菌が活発に活動しており、それに対して免疫が働いているからです。ですから高熱が出ている間は、安静にすることが最も重要となります。

また、学校保健安全法では“第三種”として取り扱われており、「お医者さんにかかった日とその次の日」は学校休まなくてはなりません。

インフルエンザと違い、溶連菌に対してはワクチンがありませんので、日々の生活の中で予防をしていくということが重要になります。

飛沫感染するわけですから、溶連菌感染症が流行り始めたらマスクを着用し、手洗い・うがいを忘れずに行いましょう。

家族で溶連菌に感染してしまった場合は、同じタオルなどを使用することで感染してしまう可能性も否定できませんので、共用のものは治るまで別なものを使用するようにして下さい。 

いかがでしたか?

風邪と勘違いしやすい“溶連菌感染症”。自己判断せず、万が一の際も早めの診断で二次感染を防ぎましょう。

日々の予防を心がけ、健康でハッピーな生活を送りましょう!

【参考・画像】

※ NIID国立感染研究所

※ WeStudio / Oksana Kuzmina – Shutterstock

【著者略歴】

※ 川上 智史・・・北里大学大学院医療系研究科医学専攻博士課程修了、医学博士。

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