
ゴールデンウィーク真っ最中。いつもより子どもと触れ合う時間が長い分、赤ちゃんの“泣き”と接する時間も長くなります。今日ご紹介するのは、“赤ちゃんのぐずり期に見られる3つのオノマトペ”です。
“オノマトペ”とは、音・声、物事の状態や動きなどを音で象徴的に表した語。フランス語の「onomatopée」から来ています。
ぐずり期に詳しい、オランダのプローイュ博士が見出した“メンタルリープ”の情報も交えてお伝えしていきたいと思います。
■目の前が一変するのが「メンタルリープ」
赤ちゃんが泣きたくなる理由はいろいろあります。すぐに思いつくのは、「オムツ」、「おっぱい」、あとは、「眠たい」、「疲れた」などもそうですね。
大人であれば、いくらお腹がすいても、いくら眠たくても、泣くことはありませんが、それでも赤ちゃんが泣きたくなる気持ちは想像しやすいと思います。なぜなら、空腹、疲労、不快感などの辛さは、すべて大人になっても日々体感しているものだからです。
一方、親が「うちの子、何で泣いているの?」と途方に暮れてしまいそうになる“泣き”も存在します。これは“メンタルリープ”と呼ばれるもので、プローイュ博士によれば、赤ちゃんにとって“世界が一変してしまったような感覚”をもたらす時期なのだそう。
初めて“メンタルリープ”という言葉を聞いた方のために、まずはその“メンタルリープ”について少々解説を加え、“三大オノマトペ”へと話を進めていきましょう。
■メンタルリープは「新たな知能が芽生える」時期
“メンタルリープ”とは、赤ちゃんの中に新たな知能が芽生える時期のことを指します。世界的な研究が進み、1歳半を過ぎるころまでに10回、その“知能の急成長期”がやって来ることが分かってきました。
親にとっては喜ばしい“成長期”ではあるのですが、赤ちゃんはその急激な内部の変化にとまどい、泣くことが増えます。
これが「メンタルリープ=赤ちゃん特有のぐずり期」と言われるゆえんです。
■「赤ちゃんが泣きたくなる気持ち」が分かるイメトレとは!?
「体の内部の急成長にとまどって泣く」、すっかり成長しきった私たち大人にはちょっとイメージが難しいですね。赤ちゃんの気持ちに寄り添うために、次のシーンをちょっと想像してみてください。
・朝、目が覚めたら、急に世界が一新されていた!
・見えるもの、聞こえるものが昨日とまるで違う!
あなただったらどうしますか?きっと親しい人や好きな物のそばにいたい、馴染みのある場所にしがみつきたいと思うのではないでしょうか。
…