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もうすぐ冬。いろいろな病気が流行る季節がやってきます。
保育園、幼稚園などお子さんが集団で過ごす場では、感染症も流行りやすいため、かかってしまうと登園できなくなる場合も!
でも、登園してはいけない病気って、どのようなものがあるか、ご存知ですか?
実は、多くの幼稚園や保育園が登園停止を決める際、参考にしている学校保健法という法律があるのです。
今回は、これを元に、冬にかかりやすい病気を、まとめてみたいと思います。
RAY看護師。 総合病院の脳神経外科、内科と皮膚科の混合クリニック、介護老人保健施設など様々な場所で勤務。 現在は看護師としての経験や知識を活かして、医療系メディアでライターをし、医療、ヘルスケアの分野の記事を執筆。
「登園禁止の病気」とは?

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学校保健法で登園禁止とされているのは、“学校保感染症”2種にあたる病気です。
主な感染経路が感染者の咳やくしゃみなので、放置していると、集団生活している人たちに一気に感染してしまう可能性があるため、登園が禁止されています。
(1)インフルエンザ
感染期間は発熱後3~4日です。発症後5日を経過し、解熱後2日を経過するまでは、たとえ熱が下がって元気になっても登園停止となります。
自治体によっては幼児に限り、解熱後3日としているところも多くあるので、幼稚園・保育園に確認を取りましょう。
(2)流行性耳下腺炎(おたふく風邪)
感染期間は、耳下腺が腫れる7日前から腫れた後9日間です。腫脹が発現して5日経過し、かつ体調が良好になるまでは登園禁止です。
潜伏期間が比較的長い感染症なので、症状消失後、登園してよいかどうかは医師の判断で決まりますが、基本的には上記の日数でおさまる場合が多いです。
(3)溶連菌感染症
感染期間は、抗菌薬内服までで、抗菌薬内服後24時間以上経過していることが第1条件になります。また、発熱がおさまり、食事が通常通り摂れるようになれば、登園しても大丈夫です。
溶連菌感染症は発疹が出る場合とでない場合があり、発疹が出てしまうと、登園停止期間は2日~3日ほど
延びることもあるので、注意しましょう。
ただし、発疹が出ていたとしても、症状が消失し、医師が「登園しても良い」
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