子育て情報『出産費用で9,000ドル!? 四児の母が語る「海外出産奮闘記」~できちゃった婚・妊娠編~#01』

2019年1月19日 21:45

出産費用で9,000ドル!? 四児の母が語る「海外出産奮闘記」~できちゃった婚・妊娠編~#01

というスタンス。

両親の気持ち、居心地の良いわが家とアメリカ行きを天秤にかけると、“アメリカでの新生活”はちょっとやそっとの勇気では飛び込めません。

しかも、アメリカは保険が高い、出産費用は桁違い。当時の金額で8,000~9,000ドルです。

それに「英語が通じなかったらどうする?」などなど、不安材料は挙げ始めたら、キリがありません。

しかし私の心に迷いはありませんでした。

「もし可能なら、夫のそばで」

私の希望ひとつで、夫はアメリカの新生活へ向けて行動を開始しました。

家族をイラだたせる「できちゃった婚」、嫌味を言われる日々

のんびりしている妊婦の私にイライラした母が、結婚情報誌を投げつけたことは忘れられません。よほど腹に据えかねたのでしょう。

大慌てで結婚式を挙行した後も、私と彼はアメリカへ行く予定なので、日本の新居はありません。

すごすごと実家に帰るのがどこか間抜けで、誰もが“宙ぶらりん”なその状態を、快く思っていないのが分かりました。

当時のアメリカは、911の事件後から引き続き、ビザが大変下り難い状況だったのです。夫が懸命に奔走するも状況はなかなか進展せず、父はイラだち、母からは嫌味を言われ……。

そんな辛い状況でも赤ちゃんは全く問題なく、お腹はむくむくと大きくなってゆきました。

それは混沌とした中での一筋の希望のようでもあり、また、一貫して前向きだった、夫の姿勢に応えてくれているようでもありました。

まるで牢獄…。渡米妊婦を待ち受けていた「狭い座席、長いフライト」

出産費用で9,000ドル!? 四児の母が語る「海外出産奮闘記」~できちゃった婚・妊娠編~#01
source:https://pixta.jp/
夫の奔走の甲斐あって無事ビザが下り、とうとう成田から出発です。

涙ぐみながらもニコニコして手を振る父母を背に、夫と手をつないで搭乗口へ。これから初めて2人で暮らすんだという事実がただただ嬉しく、楽しみな気持ちしかありませんでした。

しかし、妊娠8ヶ月の渡米は想像以上に過酷でした。ボストンまでは日本からの直行便が無く、どこかで乗り継ぎになります。

狭い座席、長いフライト。まるで牢獄に閉じ込められたような最低な気持ちで、ふと見下ろすと、ゾウの足のように醜く浮腫む足。

トランジットで降りた空港で、辛くて苦しくて涙が溢れる私の足を、無言でマッサージする夫。

2人きりであることを、心細くも心強くも感じた瞬間でした。

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