子育て情報『初出産は「血の海」!陣痛に耐えないと母失格?【地球の最北で子育て#03】』

2016年12月26日 21:30

初出産は「血の海」!陣痛に耐えないと母失格?【地球の最北で子育て#03】

初出産は「血の海」!陣痛に耐えないと母失格?【地球の最北で子育て#03】
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米国と日本と離れた2年間の“別居婚”を経て、妊娠7ヶ月でアラスカへ移住。前回は少し変わった?欧米風のベビーシャワーについてお送りしました。

第3話の今回は、身体より心の回復に時間のかかった異国の地での「出産体験」についてお伝えします!

初出産は「血の海」!陣痛に耐えないと母失格?【地球の最北で子育て#03】


長岡真意子子育て研究人。世界中旅をしながら人類学を学ぶ。北米で2男3女を育てつつ、大学講師から幼児教室主宰まで、幅広い年齢&文化背景を持つ子ども・青年の「育ち」に携わる。実家は保育園。高校地理歴史教員免許&学芸員免許を資格に持つ。
異国の地で選んだ「理想の出産」とは?
大きなお腹を抱えて太平洋を渡り、左右も分からないまま異国の地で出産することに。

診察を受けた産婦人科医に紹介され、ひとまず夫と“マタニティークラス”に参加しました。

そこで、講師の方に、「どんな出産にしたいか、医師や看護婦に手紙を渡すといいですよ」とアドバイスを受けます。

その夜、それまで漠然と描いていた筆者の思う“理想の出産”を、具体的に考えてみました。

「限りなく自然に近い出産をしたいです。硬膜外麻酔や促進剤などの薬剤を使わず、会陰切開も避け、出産後はすぐに母乳をあげ、母子同室で新生児と一緒に過ごしたいです」

そう記した手紙を何枚か印刷し、病院へ持っていくバックに詰めました。

赤く染まるシーツで出産幕開け!
予定日の1週間前、出産は“破水”から始まりました。

夫の運転で真夜中の病院にたどりつきます。陣痛は、まだお腹の張りと生理痛レベル。ひとまず朝になるまで休むよう言い渡されます。

担当の病院スタッフに用意した手紙を配り、照明を落とした病室のベッドに横になりました

事前に聞いていたように、「妊婦は吐いてしまうことがある」ため、食べることは一切許されず、腕には栄養素を確保するための点滴の管。

微弱陣痛と出産への気分の高まりで眠れないまま明け方になり、朝陽に照らされた自分の身体を見て、息を呑みました。

腕の周りのシーツが真っ赤にそまり、床にも血がたまっています。

「うわぁー!」

という声に隣のソファで寝ていた夫も飛び起き、すぐに看護師を呼びに行きました。

「あらあら、出産前から随分と血を失っちゃったわね」

と言いながら点滴針を腕に入れなおす看護師を、血の気の引いた表情で眺めていました……。

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