子育て情報『【医学博士が解説】大人のおたふく風邪は「不妊の原因」になりますか?』

2017年3月27日 22:00

【医学博士が解説】大人のおたふく風邪は「不妊の原因」になりますか?

【医学博士が解説】大人のおたふく風邪は「不妊の原因」になりますか?
source:http://www.shutterstock.com/
おたふく風邪は“流行性耳下腺炎”と呼ばれるもので、原因となる“ムンプスウイルス”による感染症です。

よく大人になってからおたふく風邪になると、「精子が作られなくなって不妊症になる」と言われることがありますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

医学博士の筆者が解説します。

【医学博士が解説】大人のおたふく風邪は「不妊の原因」になりますか?


おたふく風邪「大人と子ども」での症状の違い
【医学博士が解説】大人のおたふく風邪は「不妊の原因」になりますか?
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おたふく風邪の原因となる“ムンプスウイルス”は、飛沫感染といって、おたふく風邪にかかっている方からの唾液を介して感染してしまいます。これは幼児も大人も変わりありません。

MSDマニュアルによると、

12~24日間の潜伏期の後,大半の患者では頭痛,食欲不振,倦怠感,および微熱から中等度の発熱がみられる。唾液腺は12~24時間後に侵され,39.5~40℃に及ぶ発熱を伴う。発熱は24~72時間持続する。唾液腺腫脹のピークはおおよそ2日目で5~7日間持続する。侵された腺には,発熱期間中極めて強い圧痛がみられる。

となっております。

少々難しい内容ですので、簡単にまとめると、

「ムンプスウイルスに感染してしまうと“ウイルス感染”であることは風邪と同じなので、まずはそのウイルスをやっつけようとするために発熱し、その後耳下腺(耳の下)が腫れてきてしまう」

ということになります。

幼児のおたふく風邪に比べ、大人のおたふく風邪ですと、人生経験が多くさらに様々なウイルス感染も経験してきたために、免疫反応が強く出てきてしまい、40℃以上の高熱になってしまうことも。

また、問題となってくるのは合併症です。小児と大人とでは合併症の出方に少々差があります。

■1:「小児のおたふく風邪」の合併症例
(1)髄膜炎

激しい頭痛などがみられると、髄膜炎の可能性も否定できません。髄膜とは脳や脊髄を保護する膜です。

(2)脳炎
脳そのものが炎症を起こしてしまう症状です。激しい頭痛とともに引き起こされてしまうことがあります。

(3)難聴

振動を“音”として捉える細胞が、ムンプスウイルス感染によって破壊されてしまうことがあります。おたふく風邪になった時には、必ず声をかけてあげて“聞こえているかどうか”を確認しましょう。

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