子育て情報『【保育園への訴訟から考える】子どもの騒音はどこまで許される?』

2017年5月7日 22:30

【保育園への訴訟から考える】子どもの騒音はどこまで許される?

【保育園への訴訟から考える】子どもの騒音はどこまで許される?
出典:https://www.shutterstock.com

2016年から17年にかけて、神戸市東灘区にある私立保育園の子どもの声がうるさいとして訴訟になったケースがありました。

このケースでは地裁において損害賠償などの請求は棄却されましたが、子どもの声だからといって基準が緩和されるわけではなく、我慢すべき限度を超えて騒音といえる場合には損害賠償請求などが認められ得ることを示唆する判決内容であったことも併せて話題となっています。

このような子どもの声の大きさをめぐる問題は保育園に限らずご近所同士でも生じ得ますので、今回はよくある子どもの騒音トラブルとトラブル防止法について解説したいと思います。

【保育園への訴訟から考える】子どもの騒音はどこまで許される?


損害賠償を求められる騒音の基準は意外に低い!?
とくに集合住宅における一般家庭での子どもの騒音トラブルのなかでは、

⑴子どもの大声や泣き声

⑵子どもが飛び跳ねるなどして階下に音が響く

⑶子どもがおもちゃなどで遊ぶときに発生する音や声

に関する相談が多いといえます。

お子さんは言うことを聞かないのが仕事のようなものですし、子どもの声がうるさいと思う大人も昔は泣きわめいたり大声を出して暴れたりしていたこともありますから、多少は我慢すべきだとはいえます。

しかし、昼夜問わず子どもが発する大きな音に悩まされても我慢すべきかというと、それも違うでしょう。よって現在では、客観的な騒音に関する基準をベースとして、社会生活上我慢すべき限度を超えて違法といえるかどうかで判断されており、 幼稚園児が毎晩走り回ったり椅子から飛び降りたりする音に苦慮していた階下の住人からの損害賠償請求を認めた裁判例もあります。

社会生活上我慢すべき限度を超えるか否かは、上記のように客観的な騒音に関する基準をベースとしますので、環境省が公開している昼間(午前6時~午後10時)は55デシベル以下、夜間(午後10時~翌日の午前6時)が45デシベル以下という基準以上の音であると損害賠償義務を負う可能性が高くなります。

騒音の値は発生源からの距離によって異なるため、正確な数値は騒音測定器に寄らなければなりませんが、55デシベルは隣のテーブルにおける普通の声色での会話、45デシベルはファンヒーターの運転音程度の音量です。子どもの騒音トラブルを避けるために、常日頃からご近所づきあいを
上記の基準値からすると、昼間でも夜でも子どもがちょっと騒いでいたら限度を越えてしまうと思います。

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