子育て情報『35歳以上で出産した約半数が子育てと親の介護の「ダブルケア」を経験』

35歳以上で出産した約半数が子育てと親の介護の「ダブルケア」を経験

2017年7月24日 22:30
 

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35歳以上で出産した約半数が子育てと親の介護の「ダブルケア」を経験
出典:https://www.shutterstock.com

「ダブルケア」という言葉をご存知でしょうか?

ダブルケアとは育児と親の入院を要する病気やケガ、あるいは介護が同時期に必要となる状況です。

ただし、出産年齢が上がりつつある現代において、それ自体は決して珍しいことではありません。

第一生命経済研究所の上席主任研究員、北村安樹子さんが執筆したレポート『晩産カップルにおける子育てと親の健康・介護問題』において、妻が35歳以上で出産した40〜50代の男女3,000人に調査したところ、約半数がダブルケアを経験したと答えています。

改めて見ると、ダブルケアに直面するのはかなり高い確率と言えるでしょう。35歳で子どもを産み、かつ家族を介護したことのある筆者が、ダブルケアに備える必要性を説明します。

4人に一人が子どもが小学生以下の時期にダブルケアを経験
“育児だけでも大変”と言われているなか、介護も加わるとなると家庭にはかなりの負担がかかります。

子育ては妊娠という準備期間もありますが、介護は突然直面することもあります。

先述の調査で、親の健康・介護問題が生じた時の子どもの学齢を聞いたところ、就学前・小学生の時期だったと回答した男性が26.3%、女性が33.9%に上りました。

これはおよそ4人に一人が経験するという数値です。

一方でダブルケアへの危機感はまだ薄い
35歳以上で出産した約半数が子育てと親の介護の「ダブルケア」を経験
出典:https://www.shutterstock.com

この結果に少なからずインパクトがあるのは、もうひとつの調査結果からもわかります。

出産時にダブルケアとなる可能性を予測していたのはたったの約1割という調査結果が出ています。

つまり、残りの約4割が想定外にダブルケアという現実と直面しているということを示しています。

これは女性だけの傾向ではありません。夫である男性も経験していますが、想定していたとされる割合は、女性で1割強、男性ではわずか3%強という結果が出ています。

親の健康・介護問題=子育てのサポートも見込めなくなる
想定外のダブルケアで直面する問題は、家庭の労力不足だけではありません。昨今、ワンオペ育児の限界が叫ばれるように、夫のイクメン化や両親のサポートを育児の労力として想定している家庭は多く存在します。

しかし、ダブルケアに直面すると、親のケアのための労力が必要となるだけでなく、ケアする側であった両親のサポートも見込めなくなるという状況が発生します。

労力が減ることで結果として倍以上の負荷が家庭にかかってしまうのです。

約半数の人がダブルケアを経験したという現実を踏まえ、レポートではまとめとして、

(1)ある程度の年齢以上で出産を迎える場合、ダブルケアが必要となる可能性のある時期を“見える化”しておくこと

(2)子どもの教育費を計画的に準備しておくこと

(3)老後の生活資金の準備期間として、60代以降の就労を意識したキャリアデザインを考えていくこと

の重要性を指摘しています。

子どもに手をかけて教育する時期を成人となる20歳までとしても、35歳で出産した場合、自身の年齢は55歳です。これを考えると、半数以上がダブルケアを経験しているという数値もより実感できるのではないでしょうか。

最後に挙げられていた3つのポイントは、いつ出産を迎えようとも人生設計において重要な点ばかりですが、改めて自分のライフプランを見直してみるのも良いかもしれません。

【参考・画像】

※ 晩産カップルにおける子育てと親の健康・介護問題 – 第一生命経済研究所

※ Monkey Business Images、Marcos Mesa Sam Wordley / Shutterstock

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