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冬は暖房器具を使うことが多く、赤ちゃんの“やけど”などの事故が増える時期です。
また、内閣府の統計を見ると、12月は交通事故が一番多くなっており、室内外ともに注意が必要です(※1)。
そこで今回は教育コンサルタントで自身も2児のママである筆者が、どんなことに気をつけたらいいのか、赤ちゃんや子どもに多い“冬の事故”についてご紹介します。
1:ストーブやヒーターでの「やけど」
赤ちゃんや子どもは好奇心旺盛です。暖かい空気が出たり、炎が燃えている暖房器具に興味を示し手を伸ばします。ストーブ、ヒーターなどの暖房器具によるやけどには、注意が必要です。
特に寝返りのできない赤ちゃんは、ホットカーペットや床暖房でも“低温やけど”を起こす危険があります。熱いお茶・ポットなどによるやけども発生してしまうそうです。
やけどを防ぐためには、次のような工夫が効果的です。
・ストーブやヒーターに安全柵をする
・お湯の入ったやかんをストーブ上に置かない
・熱いお茶やコーヒーカップをテーブルの上に置かない(飲ませるときも冷ましてから)
・カーペットや床暖房の上で寝かせない
・エアコンなどやけどしない暖房器具を積極的に使用する等
2:送り迎えも要注意!「交通事故」

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車や自転車、歩行すべてにおいて事故の可能性があります。筆者は自転車を多用しますが、つい先日ハッとしたことがありました。
夜道で自転車に乗っていた時、前方に大人が見えたので避けようとしたら仰天!大人の右側に小さな子どももいたのです。
慌てて大きくハンドルをきりましたが、ライトを点灯していたのにほとんど見えないことに怖さを感じました。
12月に事故が多いのは、次のような理由があげられます。(※2 第1-26図)
(1)日没が早い
薄暗くなると視界が悪くなるので、ドライバーから歩行者の発見が遅れたり、車までの距離が測りにくくなります。
(2)路面の凍結
気温が低い日の朝は、雪が降っていなくても道路が凍結することがあります。
日陰や道路の白線は凍結すると溶けにくく滑りやすくなります。車や二輪車のスリップ事故に巻き込まれるリスクもあります。
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