子育て情報『ママがインフルエンザにかかった!「授乳をやめる・やめない?」』

2017年12月29日 21:00

ママがインフルエンザにかかった!「授乳をやめる・やめない?」

ママがインフルエンザにかかった!「授乳をやめる・やめない?」
source:https://www.shutterstock.com/
寒くなり、インフルエンザにかかっている人が増えてきました。

大切な赤ちゃんを守るために、妊娠中や授乳中は特に心配です。

授乳中のインフルエンザについての情報がネットでも出回り、不安をあおる情報もあるようです。

今回は、助産師として多くの母乳相談に関わってきた筆者が、ママたちが安心して授乳を続けられるように、「ラクテーションコンサルタント協会」のインフルエンザ情報を参考に正しい知識をまとめてみました。

ママがインフルエンザにかかった!「授乳をやめる・やめない?」


インフルエンザにかかっても「授乳をやめなくてよい」理由3つ
(1)インフルエンザウイルスは気道粘膜で増殖し、血液中にウイルスは出現しないため、母乳中ウイルスが出ることはありません。これは、搾乳した母乳でも同じです。(※2)

(2)母乳の中には赤ちゃんを感染から守るために多くの感染防御因子が含まれています。(※2)もし母乳をやめてしまうと、赤ちゃんはこれらの免疫を受け取ることができなくなってしまいます。
ママにインフルエンザの症状が出た時点で、すでに赤ちゃんは感染している可能性もあるため、母乳を飲ませ続けたほうが赤ちゃんが軽症で済むといわれています。

(3)坑インフルエンザ薬の「リレンザ」「イナビル」など吸入薬は体内に吸収される量は少なく、母乳中への移行はほとんどないので授乳中に適しているとされています。

またタミフルを内服した場合の血中濃度は低く、母乳中に移行したとしても影響はほとんどないとされています。(※1)

もちろん、おむつ交換などの赤ちゃんのお世話のときに感染する可能性はあります。それはママだけではなく、他の家族が感染している時も同じです。

手をよく洗う、ガーゼマスクではない不織布性マスクをつける、咳やくしゃみをするときは赤ちゃんのほうを向かない……といった基本的なことは必要です。

中には、おばあちゃんなどご家族の方が100%赤ちゃんのお世話をしてくれて、ママと赤ちゃんを隔離しているケースもあるようです。

しかし、母乳を続けて育児するほうが、母乳中の免疫物質のおかげで感染しても軽症ですむことがわかっています。(※2)

高熱で起き上がるのがつらいときは?
ときに、ママ自身が重症で母乳を飲ませることがつらいときは、だれかに粉ミルクを飲ませてほしいと思うかもしれません。

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