子育て情報『産後2年で離婚の危機?「産後クライシス」の原因と本当の意味』

2018年1月17日 22:00

産後2年で離婚の危機?「産後クライシス」の原因と本当の意味

目次

・末子が0-2歳の時の離婚率が一番高く「産後は夫婦関係の危機」!?
・「産後クライシス」は、夫婦の関係性の改変と成長の時期だった
産後2年で離婚の危機?「産後クライシス」の原因と本当の意味
source:https://www.shutterstock.com/
数年前、産後の夫婦関係が危機的な状況であることを「産後クライシス」という分かりやすい名前を付けて、NHKのとあるニュース番組が報道しました(※1)。

「産後、赤ちゃんが産まれて、夫婦は幸せな気持ちになる」というのは幻想であり、産後の夫婦は危機的な事態になっていることを一般に広く伝えたのです。

産後の夫婦関係の危機は、恐ろしいだけのものなのでしょうか?実はそんなことはないのです。

今回は、“産後クライシスの本当の意味”について『出産・育児ママのトリセツ』の筆者がお話ししましょう。

産後2年で離婚の危機?「産後クライシス」の原因と本当の意味


末子が0-2歳の時の離婚率が一番高く「産後は夫婦関係の危機」!?

産後クライシスは、よく産後2年が分かれ道と聞きますよね。その理由を探っていきます。

厚生労働省では、離婚をしたときの末子の年齢を調べた調査がありますが(※2) 、離婚をしたときの子どもの年齢は、0-2歳が最も多い結果となっていました。

また、産後の時期が夫婦関係がほかの時期に比べてもやはり”一番危機的”であることがうかがえます。

産後2年で離婚の危機?「産後クライシス」の原因と本当の意味


図)生別でひとり親世帯になった時の末子の年齢(母子・父子家庭の合算)。平成28年度全国ひとり親世帯等調査の図を改変し、作成。対象2,201名。年齢階級の下の数字はそれぞれの人数を示す。

1990年代の夫婦関係の研究でも、産後の不仲は確かめられています。

約250組の第一子妊娠期の夫婦を7年間追ったアメリカの研究から、子どもが誕生することで約半数の夫婦が結婚生活の質が悪化したという報告をしています(※3)。

また、日本の研究でも結婚後年数の経過に従って、夫から妻への愛情の変化はほとんどないが、妻から夫への愛は年数に伴い減少し、特に結婚15年以降の差が激しいという報告 (※4) もあります。

産後クライシスから、特に妻から夫への愛情の長期にわたる低下につながることが考えられるのです……。

関連記事:アナタは大丈夫?「産後クライシスになりやすい夫婦」の特徴3つ

「産後クライシス」は、夫婦の関係性の改変と成長の時期だった

産後2年で離婚の危機?「産後クライシス」の原因と本当の意味
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では”産後クライシス”とは、その後の熟年離婚などにつながる恐ろしいだけのものなのでしょうか?

それは違います。

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