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冬になると、温かい飲み物が欲しくなりますよね。
そこで活躍するのが電気ケトルやポット。筆者宅にもあり重宝しています。
ところが、この電気ケトルで子どものやけど事故が多発しているのです!その数は、消費者庁が注意喚起を出すほど。
今回は、その“電気ケトル”を中心に、冬に多い子どもの“やけど事故”について調査データなどを元にお伝えします。
▼「電気ケトル」が凶器に!? 後悔しないために知っておくべき事実
2010年12月~2017年10月までに、医療機関から寄せられた子どもの事故を分析したところ、電気ケトルやポットの事故は241件あることがわかりました。
水が沸とうした時の“蒸気”に子どもが触れたり、コードに引っかかってしまい熱湯をかぶるケースが多いそうです。
入院が必要なひどいやけどは56件(約23%)、暖房器具(約9%)や炊飯器(約8%)よりはるかに高い割合で発生しています。
年齢別でみると、このうち0歳が半数、2歳以下では9割を占め、ほとんどが2歳以下の子どもだということもわかりました(※1)。
電気ケトルやポットは、すぐにお湯が手に入る分、小さな子どもにとってはリスクが高いことをまずは認識したいですね。
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▼他にも要注意!家庭内での「やけど事故」

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電気ケトル以外にも、家庭内には危険なモノがいくつもあります。例えば次のようなモノです(※2)。
・暖房器具(ストーブ、ヒーターなど)
・アイロン
・蒸気の出る炊飯器
・オーブンやグリル
小さいな子どもは好奇心旺盛です。赤く燃えている暖房器具や、湯気が出ている器具、形のおもしろいアイロンなど手に届くものはすぐに触りたがります。
ハイハイ前の赤ちゃんは、ホットカーペットや床暖房なども“低温やけど”を起こす危険があります。しかし何よりも、一番やけどが多いのが「食品」です。
熱々の料理はしばらく時間をおいても、中の方がまだまだ熱かったりします。お茶やコーヒーもテーブルに置いたままにすれば、触ってやけどしてしまう可能性が高まりますので気を付けましょう。
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