2018年3月12日 21:45
いよいよ出産…「正期産」っていつから?妊娠後期の過ごし方

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「正期産」に入り、いよいよ赤ちゃんとの対面まであと少し……!
赤ちゃんに会えるのが楽しみな反面、お産に向けてドキドキとしている妊婦さんも多いかと思います。
今回は、待ちに待ったお産に向けて少しでもリラックスできるよう、正期産に入ってからの過ごし方について助産師である著者がお伝えしていきます。
▼正期産とはいつからいつまで?
妊娠37週0日〜41週6日は「正期産」と言われ、いつ生まれてきてもおかしくない時期のことです(※1)。
妊娠22週〜37週未満の出産が早産、妊娠42週以降の出産が過期産(※2)。
全分娩のおよそ80%が正期産で残り約10%ずつが早産か過期産となります(※3)。
多くの病院では、41週を過ぎると予定日超過として、“計画分娩”などの入院の準備をはじめていきます(※4)。
帝王切開ですと、手術日はママの身体の状態と赤ちゃんの発育状況を注意深く見ながら決められます。著者の経験では、大体の38週前後で手術を行っている産院が多いように感じます。
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▼正期産の赤ちゃんとママの変化は?
赤ちゃんの変化は?
赤ちゃんは、身長50cmまで大きく成長し4頭身にもなります。
すべての器官が完成して、もういつ生まれてきても大丈夫な状態です(※1)。
初産婦さんでは、この時期になると赤ちゃんの頭が骨盤内へ下降し、赤ちゃんの頭が固定してきます。
一方で経産婦さんは、分娩開始近くで赤ちゃん頭が骨盤に固定となります(※2)。
赤ちゃんの頭が固定されると、正期産以前よりも大きくは動かなくなりますが、生まれる直前まで活発に動き続ける赤ちゃんもいますよ。
ママの変化は?
「前駆陣痛」と言われる、不規則なお腹の張りがちょこちょこ出てきます。本格的な陣痛に向けての予行練習といった感じです。
「前駆陣痛」のために眠りが浅くなる妊婦さんもいますので、お産の本番に備えて休めるときに休み、気力体力共に温存しておきたいですね。
子宮頸管の短縮が進み、「おしるし」と言われるものが出てくるのもこの頃(※2)。おりものに少し血が混じったものです。
しかし、「おしるし」があってもすぐに陣痛がくるわけではありません。
ただ量が多い場合や心配な時は、産院へ一度電話しておくといいですね。
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