子育て情報『妊娠期に汗をかきやすくなるのはなぜ?問題はないの?』

2018年10月10日 18:39

妊娠期に汗をかきやすくなるのはなぜ?問題はないの?

目次

・人間はなぜ汗をかくの?
・妊娠と発汗の関係はいろいろ
妊娠期に汗をかきやすくなるのはなぜ?問題はないの?
source:https://www.shutterstock.com
「妊娠をすると汗をかきやすくなった」という話を聞いたことがあるかもしれません。

妊婦さんはお腹が大きいので太っているように見えるものですが、実際に妊娠すると、汗をかきやすくなるのでしょうか?

今回は医学博士の筆者が“妊娠と汗の関係性”について説明したいと思います。

妊娠期に汗をかきやすくなるのはなぜ?問題はないの?


人間はなぜ汗をかくの?

そもそも妊娠をしていなくても汗をかくことはよくあります。汗はなぜ出てくるのかと言うと、体温調節を行うためであったり、精神的に緊張したときや辛いモノを食べたときに発汗します。

自分が汗をかく場面を想像してみてください。

人間が汗をかくのは、一般的には暑いときです。人間の身体には、ホメオスターシス(恒常性)といって、体温を一定に保とうとする傾向があると言われており、どんなに暑くても寒くても、人間の体温は病気でない限り(個人差はありますが)、だいたい37度前後に保たれます。

暑い場所に長時間いるときは汗をかくことで体を濡らします。その汗が蒸発するときに体温を奪っていきます。水分が蒸発するときに温度が下がる“気化熱”の仕組みですね。このように暑いときに体温を下げる汗を「温熱性発汗」と言います。

暑くなくても汗がでるときもあります。緊張したときやストレスを受けたときに出てくる汗は「精神性発汗」と言い、脳の辺縁系などが刺激されて、手のひらや足の裏、わきなどに汗をかくと言われています。

妊娠と発汗の関係はいろいろ

通常の発汗とは別に、妊娠すると汗をかきやすくなることがあるのですが、その原因はひとつではありません。

(1)甲状腺ホルモンの影響
妊娠をすると、受精卵が着床して「胎盤」が形成されます。この胎盤から、喉仏の両側にある「甲状腺」を刺激するホルモンが分泌されます。刺激された甲状腺からは「甲状腺ホルモン」という、身体の新陳代謝を促進するホルモンが分泌されます。

この甲状腺ホルモンの働きによって、代謝が良くなって体温が上がり、発汗量が増える場合があります。

妊娠期に汗をかきやすくなるのはなぜ?問題はないの?
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(2)基礎体温の上昇
妊娠してから14週目くらいまでは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で基礎体温が上昇し続け、その後低下する傾向が見られます。

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