2020年7月9日 07:02
寝ない子の脳は発達が悪くなる!? 子どもの睡眠不足がかなり危険な理由
この日の子どもは寝不足状態で、日中はぼーっとして過ごすでしょう。ですから、帰宅したら夕食は軽いもので済ませて、さっさと寝かせてしまいます。このパターンを続けることで、理想的な睡眠リズムを身につけることができるはずです。記事では、より詳しく睡眠のメカニズムについて解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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■なにより睡眠が基本!親の「ブレない」態度が、子どもの脳を育てる
朝に弱く、起きても体の不調を訴える子どもが増えているというデータがあります。大きな原因として就寝時間の遅さが指摘されており、それにより、体の不調だけにとどまらず “心の不調” にも強い影響を及ぼしていることがわかっているそう。
つまり、就寝時間が遅い子どもは、イライラすることが多いし、自分なんていないほうがいいと思うし、自分が嫌いだし、やる気が出ないし、家庭は楽しくないと思っているわけです。こんなことを子どもたちが思っているなんて本当にかわいそうだし、大人として絶望的な気持ちになりますよね。
(引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|なにより睡眠が基本!親の「ブレない」態度が、子どもの脳を育てる)
睡眠の専門家である成田奈緒子先生は、10歳頃までには正しい睡眠習慣をつけさせるべきと述べています。高学年にもなると親が主導して生活習慣を正すのが難しくなり、また中学年くらいだと多くの子どもがスマートフォンやゲーム機を手にするようになります。これらは子どもから睡眠時間を奪う元凶となるのです。
成田先生は、「子どもの睡眠環境を整えるには、親の “ブレない” 態度が大事」と言います。たとえば、「夜8時になったらスマートフォンは使っちゃダメだからね」と口で言うだけではなく、決まった時間になったらネットにつながらないように制限をかけるなど、毅然とした対応を心がけましょう。
ゲームをしている子どもに「夜ふかしはダメ!」という一方で、「宿題をやるまで寝かせないからね!」という親御さんは意外と多いもの。このような親の一貫性のない対応こそが、子どもに不信感を抱かせて反発心を招いてしまうのです。お子さんの健康な体と心、そして脳の健やかな成長のためにも、正しい睡眠習慣を徹底させましょう。
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子どもの睡眠の問題は、親にとって大きな悩みのタネです。一度乱れた生活習慣が身についてしまうと、それを正すのは容易ではありません。