子育て情報『「のんびりなわが子、小学校でついていける?」先生が教える、遊びながら育てる時間感覚』

「のんびりなわが子、小学校でついていける?」先生が教える、遊びながら育てる時間感覚

を育てていけばよいでしょうか。

時計の画像


幼児期からできる時間感覚の育て方

大切なのは、急いで時計の読み方を教えることではありません。まずは普段の遊びや生活の中で、少しずつ「時間の感覚」を育てていくことをおすすめします。


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遊びを通じて「時間の長さ」を学ぶ
幼児期の子どもは、「もうちょっと」「まだまだ」「早く」といった感覚的な時間の理解から始まります。でも、この時間の感覚は子どもそれぞれ。この時期は、遊びを通して具体的な「時間の長さ」を体感する機会をつくってあげると効果的です。

たとえば、砂時計を使ったお片付けゲーム。「3分の砂時計が落ちるまでに、おもちゃを箱に入れられるかな?」と砂時計やスマートフォンなどのタイマーを使って一緒に片付けをすることで、楽しみながら時間の感覚を養えます。ほかにも、「5分間でどれだけ積み木を積めるか競争しよう」や、寝る前の「10分間絵本タイム」など、具体的な時間の長さを体感できる活動を取り入れることで、子どもは自然と「〇分間」という感覚を身につけていきます。

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生活リズムを通じた「時刻」の理解
年長さんになると、「朝」「昼」「夜」の区別もしっかりできるようになって、時刻にも興味を持ち始めます。朝ごはんは7時、おやつは3時など、決まった時間に同じ活動を繰り返すことで、自然と時刻と行動が結びついていきます。


「お昼ご飯の12時になったね」「4時になったから宿題の時間だね」など、具体的な時刻と活動を結びつけた声かけをすることで、子どもは少しずつ時計の短針の存在を意識し、時刻への理解を深めていきます。ただし、この理解度には個人差が大きいため、焦らず子どもの様子を見ながら進めていくことが大切です。

宿題をしている子どもたちの画像


年長さんの時期に意識したいこと

子どもが少しずつ時計の短針を認識できるようになってきたら、より具体的な時間の使い方を意識していきましょう。小学校入学までに身につけたい時間の使い方を3つご紹介します。1. 時計と仲良くなる環境づくり
リビングの目につく場所に、文字盤の大きな時計を設置します。このときに大切なのは、時計を教えることではなく、時計に親しむ機会をつくることです。

「長い針が12に来たら、3時だよ」「3時のおやつまで、長い針があと2つ進むね」など、具体的な声かけを通して、時計の針の動きと時間の流れを結びつけていきます。

2. 「○○分以内」を練習
先ほどもお話ししたように、入学前に基本的な時間感覚が身についていると、学校生活がぐっとスムーズになります。
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