【保育士が解説】オムツが外れない……トイレトレーニング成功のための5つのコツ!

「お友だちはオムツが外れているのに」「何度やってもトイレトレーニングがうまくいかない」と、焦りを感じていませんか?
まわりの子と比べてはいけないとわかっていても、大切なわが子のことはどうしても気になるものです。今回は、保育士歴10年の筆者が、トイレトレーニングの個人差の理由と、成功に導くコツをお伝えします。
オムツって、何歳までに外れるの?
オムツは3歳ごろまでに外れる子どもが多く、多くの家庭が「3歳までには」という目標をもっているのではないでしょうか。
厚生労働省の「乳幼児健康診査事業実践ガイド」では、1歳6か月健診のタイミングでトイレトレーニングの状況について確認し、開始の条件について保健指導が行なわれる旨が記載されています。ですので一般的には、健診後の1歳半から2歳ごろにトイレトレーニングを開始することが多いようです。
しかし、トイレトレーニングを始めるのに「〇歳の〇か月には」という決まりはありません。ひとりひとりの子どもの成長に合わせて始めることが大切です。まずは、以下の目安を参考にしてみましょう。

トイトレ開始の発達目安
おしっこ・うんちの感覚を理解しているひとり歩きが安定し、おまるに不安なく座っていられるおしっこの間隔が1~2時間くらい空いているおしっこやうんちを言葉やサインで知らせてくれるトイレに興味をもち抵抗感なく出入りしているこうした成長の目安は、トイレトレーニング開始の一つの指標となります。しかし、同じ月齢でも子どもによって成長は違うので、始める時期もひとりひとり違います。
また、環境面でも始めやすい条件があります。春から夏の薄着の季節は着替えがしやすく、トレーニングがスムーズに進みます。また、保育園に通っている場合は、先生からアドバイスをもらえるのもよいタイミング。そして特に重要なのが、親の心に余裕があることです。
トイレトレーニングを始めたその月にオムツが外れる子どももいれば、1年以上かかかる子もいます。また、一度オムツが外れても、イヤイヤ期がきたり体調不良でリズムが崩れたりすることで、再度オムツが必要となってしまうケースもあります。
このように長い期間がかかることもあるので、親が焦らずゆっくり取り組める状態かどうかが、成功の大切なポイントです。
トイレトレーニング開始!園や先生はどんな対応をしてくれているの?
トイレトレーニングを始めるにあたり、通っている保育園との連携は欠かせません。